先日、JR北海道の事故を労組のサボタージュであるかのような記事を書いた週刊ダイヤモンドをエントリで批判しましたが、同誌は性懲りも無く、また同じようなことを書いています。 — 労組同士でも対立が先鋭化 JR北海道の底知れぬ病巣 9カ所、97カ所、267カ所、270カ所──。レール異常の箇所を発表するたびにその数が増えていったJR北海道。 97カ所のレール異常を発表した9月下旬には、外部の力を借りたとはいえ一晩で異常箇所すべてを修繕してしまった。「やればできるだけのマンパワーはあるってことでしょ」と、鉄道業界の関係者はため息をつく。裏を返せば、カネの問題ではなく慢性的なサボタージュがあったことをうかがわせる。 不祥事続きのJR北の病巣として指摘されているのが労働組合問題だ。ある鉄道関係者は、「組合のサボタージュの側面は否めないし、最大労組である道労組(総連系)の責任を排除することはできないだろ