仙台育英を破って優勝を決め、応援席に駆け出す慶応の選手たち。慶応のOBたちが三塁側を埋め尽くし、大声援を送りましたが、SNSにはその応援マナーに苦言を呈する投稿もありました=2023年8月23日、阪神甲子園球場 出典: 朝日新聞、友永翔大撮影 慶応応援団の声援、球場を制圧 相手チームをリスペクトしていたか? OBであることに「酔う」のではなく… 慶応(神奈川)が、史上7校目の連覇をめざした仙台育英(宮城)を破り、大正5年以来107年ぶりとなる優勝を飾って幕を閉じた、第105回全国高校野球選手権記念大会。「大一番」にいても立ってもいられず、チケット争奪戦の末に日帰り観戦したひとりが、脚本家の矢島弘一さん(47)です。ドラマ「コウノドリ」などで知られ、40年来の野球ファンです。好ゲームに満足しつつも、スタンドで見た応援風景に、いまもモヤモヤしているといいます。「相手チームへの、リスペクトはあっ