上念司との「レイシスト・フレンド」裁判、一審判決の問題点 #2 レイシストは「人種差別主義者」なのか? 上念司との「レイシスト・フレンド」裁判の控訴審が始まりました。次回日程は5月15日とされています。詳しくはツイッターなどでお知らせしていきます。 前回、書いたように、東京地裁での一審判決は思いもかけないものでした。そもそも私は上念司に対して、「レイシスト」という言葉を向けていません。私と藤原大輔は、現在の社会状況の中で音楽家の取るべき態度について、友人同士の話をしていただけです。 それでも、世の中には「レイシスト・フレンド」とは上念司を指す言葉だと読む人もいるかもしれません。そして、裁判では「仮に…であったとしても」というロジックがしばしば使われます。 私にとっての真実は、「レイシスト・フレンド」という曲についての会話において、私達の友人でもない上念司という人物は念頭に置かれていない、と