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三宅美博(総合理工学研究科知能システム科学専攻 助教授) ベンジャミン・リベット(下条信輔訳)『マインド・タイム:脳と意識の時間』 (岩波書店、2005年、四六判/282p、2,835円、ISBN:4-00-002163-X) 本書には、脳科学者である著者が発見した非常に興味深い実験事実が2つ引用されている。そしてこの事実そのものについて紹介することが、おそらく本書の説明としては最も適切であるように思われる。 第一の事実は、人間はできごとが実際に生じた約0.5秒後になってはじめて、そのできごとを意識することができるということである。しかもそれを意識した際には、0.5秒前に生じたできごととして、意識の方で時間を補正して認識していることも示されている。さらに興味深いことに、日常的な訓練によって獲得された行為の場合には、被験者に刺激を与えて0.15秒後、つまり意識の生成に0.35秒ほど先立って、
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