4 CSS2の構文及び基本データ型 4.1 構文 4.1では,CSS2を含むCSSのどの版にも共通の文法及び前方互換な構文解析規則を示す。CSSの将来の版は,付加的な構文上の制約を追加するかもしれないが,このコア構文は厳守する。 これらの記述は,規定とする。附属書 Dで示される規定の文法規則によっても,これらの記述は補足される。 4.1.1 トークン化 CSSのすべての水準,すなわち,水準1, 水準2, 及び将来の水準は,同じコア構文を使用する。これによって,利用者エージェントは,それが生成された時期には存在しなかったCSSの水準で記述されたスタイルシートを構文解析することができる。ただし,利用者エージェントがそのスタイルシートを完全に理解できるわけではない。設計者はこの機能を使用して,古い利用者エージェントで機能するスタイルシートを作成でき,CSSの最新の水準の可能性も検討することができ