クイン・ウォード(Quinn Ward)は2013年、35歳の時に最初の小説を自費出版した。 「ある友人がしきりに、君は作家になるべきだと言ってくれたんです。実際にやってみたらすぐに、これはある程度の稼ぎが得られる自分に合った方法だと気づきました」 ウォードはこれまでに34冊の本を執筆し、うち33冊をアマゾンの自費出版プログラム「Kindle ダイレクト・パブリッシング」を通じて販売している。2021年には、アマゾンから印税として10万ドル(約1380万円、1ドル=138円換算)以上の収入を得た。Insiderはその事実を書類で確認済みだ。 ウォードが専門にするのはゲイロマンス小説で、今ではフルタイムの作家兼自費出版コンサルタントとして、他の執筆家に本の出版支援を行っている。そのウォードが、執筆をビジネスとして成立させる方法や、作家を目指す人に向けて最高のヒントを語ってくれた。 自費出版の
先日、デンマークを訪ねました。日本人は、勤勉であるにも関わらず、どうも幸せな働き方ができていないのではないかという疑問を持ち、世界的に幸福度が高いと評価されている北欧デンマークの秘密を知りたくなったのです。主なテーマは「生き方、働き方、学び方」という3つ。今回は、その中から、働き方についてお伝えしようと思います。 仕事は定時内に終わらせるのが大前提 日本では多くの企業が9時から18時を就業時間の定時としていますが、デンマークで定時は9時から17時、会社によっては8時から16時、そして金曜日の終了時間は、さらに早い傾向にあるそうです。定時が短いということは、残業が多いのだろうと思い、あるデンマーク人の共働きのご夫婦に、次のような質問をしてみました。 「残業をしたら、もちろん、残業代は支払われるのですよね?」 これについては、愚問でした。なぜならば、残業をしないから、このご夫婦にとっては“残業
子どもの送迎は夫婦で半々、スケジュールは同僚と共有 まず前提として、デンマーク人の労働時間は雇用主との契約で決まるが、フルタイムは週に37時間が一般的。1日約7.4時間労働で、ランチの時間を入れて8時間弱。午前8時半に始業とすると、午後4時半までとなる。 ところが、実際にはけっこうな人が午後3時半ごろから職場を出始めるのは、子どもを保育園や幼稚園、小学校に迎えに行くためだ。デンマークでは、子どもは1歳の少し前から保育園に通い始め、だいたい小学校3年生(8〜9歳)前後までは親が迎えに行くのが一般的だ。そして、ほとんどの家庭が共働きなので、お迎えは父親と母親の両方が交代で担当している。 では具体的に、クリスチャンとマリーの2人はどういうスケジュールで子どもの送迎を分担し、仕事をこなしているのか。この1週間のスケジュール表を見てもらいたい。 まず朝。クリスチャンの長女(6歳)は小学校に、長男(4
井上陽子 (連載ロゴデザイン・星野美緒、編集・常盤亜由子) Mar. 08, 2023, 07:30 AM 働き方 55,989 この連載の第5回では、「デンマーク人の働き方」として2児の父親であるデジタル庁の局長を取り上げ、午後4時前には仕事を切り上げるような働き方を紹介した。多くの方に読んでいただいた一方で、「日本人がやるのは難しいのでは」という疑問の声も聞かれた。 確かに、日本のやり方や仕事量をそっくりそのまま持ち込もうとすれば、デンマークに場所を移しても難しいだろう。だが、現地企業に就職した日本人や、日本の大企業から出向で来ている人など、これまで私がデンマークで出会った日本人たちは、試行錯誤の時期を経て、デンマークの働き方にかなりなじんでいる印象がある。 そして、いったんデンマーク流を経験してみると、むしろ日本での働き方に戻るのが難しい、とこぼす人が多い。 これまで、デンマークでの
こんにちは。&donutsプロジェクト広報の近藤です。 &donutsではメンバーがパフォーマンスを最大限に発揮できるよう柔軟な働き方を取り入れていますが、皆さんは働き方に違和感を感じた経験はありますか? 国内でしか働いた経験がない場合、現状の働き方が当たり前だと感じる人が多いのではないでしょうか。 6月28日〜7月5日、当社の東京オフィスにデンマークのコペンハーゲン大学からインターンシップ生のMakiさんにお越しいただきました。 Makiさんは幼少期からデンマークに住んでいますが、日本人のご両親の影響で、日本文化や日本の働き方についても興味を持っています。 &donutsはデンマークのデザイン思考や多様なステークホルダーと対話しながら、新しい価値を生み出していく共創の考え方からヒントを得た、プロジェクトチームです。 メンバーの幸福度をより高めていくために、デンマークのマインドを直接学ぶこ
2022年、2023年と2年連続で国際競争力ナンバーワン。それどころか、世界デジタル競争力、電子政府ランキング、環境パフォーマンス、SDGs達成度などで世界でもトップレベルの評価を受けている北欧の小国、デンマーク。しかし、デンマークのビジネスパーソンは午後4時に仕事を切り上げて家族や友人との団欒を愉しみ、週末はスポーツ大会やホームパーティを楽しむなど、どうみても仕事に精を出している様子は見えない。世界一ゆるいけどすごい働き方を実践する、デンマーク人の思考法とは?『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』(PHPビジネス新書)の一部を引用、再編集してお届けする。全4回。4回目。#1/#2/#3 riccardo annandale/ unsplash ※写真はイメージ 1.部下のためにNOと言う勇気を持つ 組織が高いパフォーマンスを発揮するためには、社員一人ひとりの「ウェルビーイン
2022年、2023年と2年連続で国際競争力ナンバーワン。それどころか、世界デジタル競争力、電子政府ランキング、環境パフォーマンス、SDGs達成度などで世界でもトップレベルの評価を受けている北欧の小国、デンマーク。しかし、デンマークのビジネスパーソンは午後4時に仕事を切り上げて家族や友人との団欒を愉しみ、週末はスポーツ大会やホームパーティを楽しむなど、どうみても仕事に精を出している様子は見えない。世界一ゆるいけどすごい働き方を実践する、デンマーク人の思考法とは?『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』(PHPビジネス新書)の一部を引用、再編集してお届けする。全4回。3回目。#1/#2 parker byrd/ unsplash ※写真はイメージ 世界一のワークライフバランスを実現する首都コペンハーゲン フォーブスの調査によると、2023年、コペンハーゲンは世界の主要な都市のなか
2022年、2023年と2年連続で国際競争力ナンバーワン。それどころか、世界デジタル競争力、電子政府ランキング、環境パフォーマンス、SDGs達成度などで世界でもトップレベルの評価を受けている北欧の小国、デンマーク。しかし、デンマークのビジネスパーソンは午後4時に仕事を切り上げて家族や友人との団欒を愉しみ、週末はスポーツ大会やホームパーティを楽しむなど、どうみても仕事に精を出している様子は見えない。世界一ゆるいけどすごい働き方を実践する、デンマーク人の思考法とは?『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』(PHPビジネス新書)の一部を引用、再編集してお届けする。全4回。2回目。#1 aron visuals/ unsplash ※写真はイメージ 1. ランチは30分! 勤務時間中は集中 日本人の勤務時間は午前と午後に分かれているから、その間にゆっくりランチ休憩をとってエネルギーを充
2022年、2023年と2年連続で国際競争力ナンバーワン。それどころか、世界デジタル競争力、電子政府ランキング、環境パフォーマンス、SDGs達成度などで世界でもトップレベルの評価を受けている北欧の小国、デンマーク。しかし、デンマークのビジネスパーソンは午後4時に仕事を切り上げて家族や友人との団欒を愉しみ、週末はスポーツ大会やホームパーティを楽しむなど、どうみても仕事に精を出している様子は見えない。世界一ゆるいけどすごい働き方を実践する、デンマーク人の思考法とは? 『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』(PHPビジネス新書)の一部を引用、再編集してお届けする。全4回。1回目。 nick karvounis/ unsplash ※写真はイメージ 素敵な矛盾に満ちた国 北欧のデンマークは素敵な矛盾に満ちている国だ。 スーパーに行っても気の利いた弁当もデリもなく、約500~1200円
「夕方4時には帰るような働き方でなぜ経済が回るの?」という素朴な疑問から始めたこの連載。北欧の人間らしい働き方、生き方が幸福度の高さにつながっているのだとすれば、そんな社会ができあがるまでのプロセスの中で「短時間労働を生み出した文化」に一つのヒントがあるのではないか、という気がしている。 前回の記事で取り上げた友人夫妻(夫はデジタル庁局長、妻は国際金融企業幹部)だって、超人的な努力をしているというよりは、それを容易にする社会的な素地があるからこそ、そんなに無理をせずに仕事を午後3時半すぎに切り上げて子どもを迎えに行けているわけだ。 日本でも今や共働きが当たり前になっているが、夫婦ともフルタイムで仕事をする子育て家庭は、もっと時間に急き立てられているように見えるし、子どもの就寝が遅く睡眠時間が世界的に見ても短いといった歪みもある。 それは、日本の社会インフラの立て付けが、フルタイムの長時間労
プライベートライフを守る「覚悟」をもてるか プライベートライフを守るためには、それなりの「覚悟」が必要だ。 片っ端から真面目に仕事に取り組んでいると、やってもやっても終わらない事態が発生する。何とか切りのいいところまで片を付けようとした結果、帰宅時間が遅くなり、プライベートライフがなくなってしまう。 そんな事態を避けるために必要なこと。 それはプライベートライフを守るという「覚悟」である。 デンマークでは、仕事を理由にプライベートを犠牲にすることが常態化すれば、簡単に離婚の危機に陥ってしまう。夫婦共働きで、家事育児も夫婦で力を合わせてすることが前提になっている社会だからだ。 どちらかの仕事が忙しいときは、夫婦で話し合って調整する。その代わり、忙しい時期を乗り越えたら、その分、家族と過ごす時間をたっぷりつくる。 子どもがいる家庭の真ん中にあるのは、いつも家族みんなで過ごす時間である。その傍ら
デンマークでは快適なワークライフバランスが成立しており、最高のキャリア機会から余暇や家族との時間まで、自分にとって重要な事柄を優先することができます。 デンマークへ移住する理由はビジネスかもしれませんが、心休まる生活環境を得るには仕事以外にも多くのことが必要だと私たちは理解しています。幸いなことに、OECDの2019年の報告書をはじめとする多くの調査によると、デンマークは最高のワークライフバランスを実現している国の一つです。 デンマークでは、人間として多面的に生きることが重視されています。もちろん、キャリアやビジネスチャンスは良きライフスタイルにとって大切です。しかし人生を送るうえでは、家族、友人、レジャー活動、自分だけの時間なども重要で、デンマークではこうした価値観が生活に織り込まれているのです。 多くの理由から、デンマークは非常に機能的で、家族に優しく、生活しやすい国です。ここでは、デ
とあるプロジェクトでナノ秒からミリ秒への変換で四捨五入してきた人がいて、時刻を扱うときは保存精度未満は切り捨てるべきというのが常識になっていないなーと思ったので。 2023-10-01 を、何年か表示する時に、2024年に丸める人はいないだろう。 13:45 が何時か表示する時も、13時と表示するだろう。(口頭で何時?と聞かれたら14時と答えるかもしれないけれど) つまり、ある精度で表した時刻は、実際には次のような半開区間を示しているのである。 2023-01-01 00:00:00 <= 2023年 < 2024-01-01 00:00:00 13:45:00.000 <= 13:45 < 13:46:00.000 そして、そう決めたからには一貫して同じように、指定精度未満は切り捨てというルールを維持しなければならない。秒以下は四捨五入で、とかやってはいけないのだ。 一貫しないと何が問題
消費者庁は2024年2月末から3月中旬のわずか2週間あまりの間に、12社の「No.1広告」について、景品表示法違反(優良誤認)に基づく措置命令を出した。消費者庁がNo.1広告に本腰を入れて摘発に乗り出している。消費者庁は現在、No.1広告の実態調査に取り組み中。今秋にも調査結果を公表する。 購入・利用したこともない調査モニターにWebサイトのイメージを尋ねて「満足度No.1」をうたう、ずさんな調査・広告手法に消費者庁が動いた(画像:barks/stock.adobe.com) 「おすすめしたいダイエットサプリ No.1」「施術満足度No.1 痩身エステ」「カリキュラム充実度No.1」「おかげさまで5冠達成」――。 こうした表現で自社商品・サービスの人気や満足度でNo.1を連呼する、いわゆる「No.1広告」の摘発に、消費者庁が本気で取り組み始めた。 2024年3月1日、消費者庁は、海外Wi-
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