あの頃映画 「家族」 [DVD] 発売日: 2012/12/21メディア: DVD 庶民説教映画に見る1970年のリアルガチな日本の姿(★3) なぜか魔が差して、山田洋次の「家族」を観た。アタクシ山田洋次は決して好きじゃあなくて、むしろ大嫌いな作家である。庶民の暮らしは辛いのでアール、しかしそれでも強く生きてゆくのでアール、貧しく倹しくひたむきに、文句ひとつ言わずに現状に満足して生きよ国民! という上からの説教が大嫌いで、基本的にはクソジジイふざけんなよと思ってます。「庶民」とカッコでくくった感じがどうにも鼻持ちならないのです。ま、このへんは人によって好き好きでしょうな。 やりすぎ人情劇としての「学校」なんかはクッソ面白くてある意味大好きだったけど、まあ「学校」の田中邦衛でゲラゲラ笑うオレの如き輩は、山田監督からすれば粛清の対象だろうな、とも思う。 この「家族」なんて、まさに庶民説教映画だ