印刷 オウム真理教元幹部の平田信(まこと)容疑者(46)=東京の目黒公証役場事務長拉致事件で逮捕=と一時逃亡していたとされる元教団看護師(49)=犯人隠避容疑などで指名手配、公訴時効成立=を名乗る女性が10日未明、捜査本部がある警視庁大崎署に出頭したことが同日、捜査関係者への取材でわかった。同庁は、身元の確認を急ぐとともに犯人隠避の疑いもあるとみて事情を聴いている。 捜査関係者によると、女性は10日午前3時すぎ、平田容疑者と接見している弁護士に付き添われ、「平田容疑者の逃亡を支援していた」と、名乗り出たという。 平田容疑者とともに逃亡したとされる看護師は、拉致事件後の1995年11月から96年2月まで、仙台市内のかっぽう料理店で「山口今日子」という偽名で働いていたことがわかっている。店の従業員寮で生活していたが、ここで平田容疑者をかくまっていた可能性があるという。その後、看護師は、友