受託収賄やあっせん収賄などの4つの罪に問われた新党大地代表 鈴木宗男議員。彼に対し、9月8日までに最高裁は「上告棄却・収監」の判断を下した。Infoseek 内憂外患編集部は、9月15日、鈴木宗男代表本人に、自身に下った最高裁の判断への思いと、今後の予定について話を聞いた。 衆議院第一議員会館の最上階で一番眺めがいい部屋の一つが鈴木代表の部屋だろう。この日は、新聞や雑誌などの取材対応のため、終始あわただしくしていた。また、16日には北海道に帰る、ということで書棚から多くの書籍や資料がダンボールに箱詰めされているところだった。 いつも通り元気そうに振舞う鈴木代表や事務所スタッフだが、部屋を片付ける様子を見ると「いよいよ収監される」という現実が伝わってくる。 「ネットでは“刑務所”のムショと無所属をもじって、ムショ属・鈴木宗男としてでも政治活動をしてほしいという声があるようですよ」と水を
参議院選挙も折り返しを過ぎていよいよ終盤に入った。菅総理の「消費税発言」によって野党第一党の自民党は攻め手を失ったが、一方でそれは菅政権の支持率を押し下げ、民主党の中にも「反消費税」を訴える候補がいて選挙は複雑な様相を見せている。 07年の参議院選挙、09年の衆議院選挙のように国民の心に突き刺さる要素はなく盛り上がりを欠くが、しかし選挙の帰趨を決める1人区では多くの所で民主党と自民党とがデッドヒートを繰り広げている。与党が勝つか野党が勝つかは全く予断を許さない。 菅内閣発足当初は民主党の単独過半数獲得が現実になるかと思われた。「ニュー民主党」の出現は自民党のみならず並み居る新党を吹き飛ばすに十分なインパクトがあった。しかし「消費税発言」でそれが一変した。自民党が「抱きつき作戦」と言うように、それは自民党との対立点をなくしたが、一方で07年の参議院選挙と09年の衆議院選挙で民主党を勝利に
明治45年7月30日、明治天皇が崩御し、大正天皇が即位し、大正と改元された。 まず、大正15年間のわが国の議会政治を総括的にまとめてみよう。一言でいえば、デモクラシー運動を中心として展開されたといえる。明治40年代から大正年間に至る衆議院の職業別構成で、その原因がわかる。 農村を代表する議員が減少し、都市を代表する工業、会社員、弁護士、著述業、新聞記者の議員が増加した。第1次世界大戦が介在する大正3年から同7年の間に、都市関係議員が農村出身議員の数を凌駕したのが、大正の議会政治の特徴であった。 これらの都市商工業の利益を代表する政治勢力が、藩閥官僚が中心となって動かしていた政治を、衆院を中心とする政党の力によって動かす政治に変えたのが、大正の議会政治であった。 彼らは、時として国民大会と称する政治的デモンストレーションを催し、マスコミや民衆と一緒になって、政治的要求を実現させていっ
■政党政治の退廃 昭和天皇が即位された大正15年12月25日、即日「昭和」と改元された。昭和元年は7日間しかなかった。政界では政党間で互いに相手の汚職・腐敗をあばき合う、泥仕合いがつづけられていた。 新天皇のもと公正な政治を行うべく、憲政会の若槻首相の呼びかけで、田中義一政友会、床次竹二郎政友本党両総裁と党首会談を開き申合せを行ったが、憲政会と政友本党の合同密約が表面化する。政友会は震災手形問題で若槻内閣を追及し、台湾銀行問題に発展し昭和2年4月17日、若槻内閣は総辞職する。 全国で金融恐慌が起こる中、後継首相に政友会の田中義一が指名される。田中内閣は金融恐慌への緊急措置を、政界引退していた長老高橋是清を大蔵大臣として使う。田中内閣のもう一つの緊急課題は、対中国問題であった。居留民保護を名目に日本軍が山東省に出兵した問題である。「対支政策綱領」を決めたが、国際社会から帝国主義的政策と
どこに医学部を作るべきか? 戊辰戦争と医師偏在の関係を考える(1) 2010年03月15日 09時00分 上昌広 コメント(0) (1) 印刷 (注) これは、村上龍氏が主宰するメールマガジン(Japan Mail Media (JMM))に発表した論文を加筆・修正したものです。 【医学部新設、3私立大が準備】 2月21日、朝日新聞は「医学部新設、3私立大が準備」というスクープ記事を発表した。設置を検討しているのは、国際医療福祉大(本校・栃木県大田原市)、北海道医療大(北海道当別町)、聖隷クリストファー大(浜松市)の3つの大学だ。設置認可を国に申請する手続きのために、学内に検討組織を立ち上げたと言われる。 【鈴木寛文科副大臣発言】 この議論のきっかけは、鈴木寛文科副大臣の発言だ。昨年12月11日に都内で開かれたシンポジウムで、1980年以降増えていない大学医学部を「新設するかどうか、
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