ソーシャル・ワーク・スクールのパトリック・ボードニック学部長は、自分の12歳の娘にVR療育を行っています。 娘は今、仮想的なパーティーの中で、人とやりとりを行っています。 自閉症スペクトラム障害と診断された娘は、実社会ではまわりの人とのやりとりに困難をかかえていますが、仮想世界ではやりとりができることをパトリックは発見しました。 VRの新しい用途が生まれました。 10年以上前、VRが今のように利用される前から、パトリックはこれまでの方法をより進化させたものでアルコールなどの中毒患者を助けようと取り組んできました。 「ドラマシナリオ仕立てで療育を行っていました。 私たちは、今バーにいます。 そして、私はバーテンダーであなたはお客さんです。 しかし、患者は部屋を見渡すとここはいつもの診療室です、と不思議がります。 設定した状況と現実の状況の違いで、私はいつも困りました。」 そこで、もっと設定し
政府は8月29日、ギャンブル等依存症対策の関係閣僚会議(菅義偉・内閣官房長官主宰)を開き、具体策をまとめた。厚生労働省関係では社会福祉士や精神保健福祉士のSW(ソーシャルワーカー)養成カリキュラムを2021年度までに見直し、関連知識を修得できるようにする。 社会福祉士、精神保健福祉士のカリキュラム見直しは、もともと依存症対策とは関係なく予定されていたが、見直しの期限はこれまで明確でなかった。 ギャンブル等依存症について相談できる窓口は、67の都道府県・政令指定都市のうち50自治体が今年度中に設置する予定だ。同様に、専門の治療機関は44自治体が今年度中に選定する予定だとしている。 厚労省関係ではこのほか児童虐待防止対策、婦人保護対策、ひとり親家庭支援、生活保護受給者支援に従事する行政職員の業務指針や手引きにギャンブル等依存症者への対応策を盛り込む。障害福祉サービス従事者の知識や支援技術の向上
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 201
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