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ブックマーク / dice-x.hatenadiary.org (2)

  • 思考錯誤 - 母親毒殺未遂事件とリアリティ・ブログ

    事件そのものについては別に言いたいことはない。 ブログで「毒殺日記」をつけていたのは現象面での新しさにすぎず、ある意味では「ありふれた」少年犯罪であるだろうと思うし。 私が気になるのは(メディア論的な言い方をすれば)事件の「受容空間」の変質とでも言うべきものだ。 マスメディアの報道も、ネット上での消費のされかたも、おおむね相変わらずだが、そのなかで引っかかった(というか軽く衝撃を受けた)のは、極東ブログの次のエントリだ。 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/11/post_42ce.html これ自体は鋭い文芸批評のように「おもしろい」――不謹慎な言い方かもしれないが――読みではないかと思う。 また、この読みの内容について、どうこう言いたいわけでもない。 内容はどうであれ、こういう「おもしろい」読みが提示されることによって

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  • 思考錯誤 何でこうなるの? データの妥当性議論から情報戦へ

    山形さんと室井さんのこの論戦である。 http://cruel.org/other/smoking.html http://tanshin.cocolog-nifty.com/tanshin/2005/10/post_1e9e.html タバコの害は科学的に実証されているか、という論戦のようにも読めるかもしれない。 違う。 (実証されているか否かも含めての)「語り口」をめぐる論戦だ。 「メディアリテラシー」や「リサーチリテラシー」をもちだす語り口の陥る隘路の典型例と言ってもいいのではないか。 鈴木謙介『カーニヴァル化する社会』(講談社現代新書、2005年)から改めて引いておきたい。 「データ」と称するものが、いかにいい加減かつ恣意的な推論によって導き出されたものであるかについての批判は、これまでにも様々になされてきた。しかし、……「データ」に対する反証を行うだけでは、今度はその反証自体が別

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