イギリスにある洞窟内に、悪魔や魔女を追い払うために使われた保護呪文の痕跡が発見される呪文には、「聖母マリア」を表す文字や箱型や迷路型を用いて、悪魔をトラップに仕掛ける図形などが含まれていた 現代の魔除けと言えば、お守りや神棚、お祓いなどが一般的です。 一方で中世のイギリスでは、保護したい建物や場所に直接呪文を書き記すという方法がありました。 今回シェフィールド・ハラム大学(英)に発見されたのは、イギリスにある洞窟内の壁や天井に無数の魔除け痕跡。これらは悪魔や魔女を追い払うための、保護呪文の役割を果たしていたようです。 洞窟に刻まれた数百以上の「呪文痕跡」クレスウェル・クラッグス/Credit:en.wikipedia洞窟があるのは、イギリスのダービーシャーとノッティンガムシャーの国境にある渓谷「クレスウェル・クラッグス」です。 およそ4万3000〜1万年前に及ぶ最後の氷河期に人類が使用して