中国で新規企業登録数が急増している。2010年には176万社だったが、2016年には553万社に達した。CB Insightsによると、全世界のユニコーン企業220社のうち、米国の109社に次ぐ第2位が中国企業の59社であり、企業価値トップ5の2~4位を占めている(2017年12月2日時点)。急速な勃興の背景には、中国政府の新産業育成策がある。政策の方向付けにより、新しく創業する企業群、いわゆるスタートアップに潤沢な資金が流れ込む。人材面では、潤沢な資金に引き寄せられ、著名な米国の大学や中国の有力大学の卒業生がスタートアップに加わっている。さらには、規制の導入を最小限にとどめてイノベーションを促す中国当局の方針や、消費者データの提供に寛容な国民性も追い風となり、いまや中国は新ビジネスモデル創出の壮大な「実験場」へと変貌した。本稿では、中国のニューエコノミーをけん引するスタートアップ勃興の背
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