「XTURISMO LIMITED EDITION」の発売を目前に控えていたA.L.I.(同社ホームページより)「空飛ぶバイク」が失速した。有人小型ドローン開発ベンチャーのA.L.I.Technologiesが2024年1月10日に破産開始の決定を受けた。2021年2月には同社創業者が立ち上げた米AERWINS Technologiesを通じて米ナスダック市場に新規上場(IPO)して将来が有望視されていただけに、それから1年も経たずに経営が破綻したわけだ。同社に何が起こったのか? 米ナスダック上場で巨額の資金調達を図ったが A.L.I.の前身は、2016年に東京大学航空宇宙工学専攻の学生たちがドローン開発で立ち上げたスタートアップ。債務超過状態だったドローン開発事業を外資系投資銀行やヘッジファンドでトレーディング業務に従事していた小松周平氏が買収。小松氏自身や国内エンジェル投資家から資金調
亜鉛ベースの蓄電池を開発・製造する企業が、米国エネルギー省から4億ドルの融資を受けることが決定した。再生可能エネルギーの拡大で高まる送電網向け蓄電池のニーズを満たせるか、注目される。 by Casey Crownhart2023.09.08 1 6 送電網向けにリチウム電池の代替品を提供している主要企業の1社である米国のイオス・エナジー(Eos Energy)は8月末、米国エネルギー省から4億ドル近くの融資を受けた。 同社は、「既存のリチウムイオン電池より低コストで、再生可能エネルギーの貯蔵に利用できる」との考えから、ハロゲン化亜鉛電池を製造している。 今回の融資は、米国エネルギー省(DOE)の融資プログラム局がリチウムイオン電池の代替品に注目し、電池メーカーと交わすことになった初の「条件付き約定」だ。DOEはこれまで、リチウムイオン電池の製造への取り組みやバッテリーリサイクルプロジェクト
ビジネス 新規登録は一時停止中 もうひとつのTwitter代替SNS「Spill」が人気上昇中。元Twitter従業員が設立 Image:App Store 2人の元Twitter従業員、アルフォンソ・”Phonz”・テレル氏とデヴァリス・ブラウン氏によって設立されたTwitter風SNS「Spill」の人気が上昇している。Spillは1月にサービスを開始し、6月中旬にはiOS版アプリがベータ版としてリリースされた。 2人のうちテレル氏は、イーロン・マスク氏に解雇される前、ツイッター社のソーシャル&エディトリアル部門のグローバル責任者として務めていた人物で、Spillは「文化の進む速度に合わせた、視覚的なやりとり」をコンセプトに掲げ、「頻繁に新しいトレンドを生み出しながらも、日常的に無視され、過小評価されている “カルチャードライバー(文化推進者)” に応える」ことを目的としていると以前に
漆器、提灯、墨… シリコンバレーからやって来た起業家が日本の伝統工芸品に新たな息吹 「伝統工芸を何とかしたいって言う人は多いけど、あの方たちは…」職人たちの本音とは 2023年05月31日 この記事の画像(17枚) 存続が厳しい日本の伝統工芸の世界に、アメリカ・シリコンバレーのIT業界で活躍していた起業家が飛び込みました。生み出したのは、伝統工芸品に海外目線のアイデアを加えるビジネスモデル。日本の伝統を守る新たな一手となるのか、取材しました。 ■日本の伝統工芸品を海外向けにプロデュース 京都・東山の小さな路地にある工芸品店「Pieces of Japan」。日本語に訳すと、「日本のかけらたち」という店名です。その店内には、日本の伝統工芸品を海外向けにプロデュースした品々が並んでいます。 【小山ティナさん】 「これは元々お坊さんが袖の中にいれて、精進料理を盛ってもらう器です。伝統的な形なんで
アフリカ最大の石油産出国であるナイジェリアのムスタファ・ガジボは大学を3年で中退し、電気自動車(EV)のスタートアップを立ち上げた。太陽光パネルを搭載した同社の電気自動車に、今や、国や自治体も注目している。 by Valentine Benjamin2023.05.01 2 4 ナイジェリアの人々は、ガソリンを買うため長い列に並んだり、バスの運賃が乱高下したりすることに慣れっこになっている。 ナイジェリアはアフリカ最大の石油産出国でありながら、住民は安定供給の恩恵を受けられていない。 ムスタファ・ガジボ(30歳)は、この問題の緩和に取り組んでいる。ガジボは北東部の都市マイドゥグリでスタートアップ企業フェニックス・リニューアブルズ(Phoenix Renewables)を創業し、国産の電気自動車産業を立ち上げているのだ。 ガジボは大学3年で中退して同社の経営に乗り出した。最初のプロジェクトは
ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 ニュージーランドの航空宇宙ベンチャーDawn Aerospaceが、ゆくゆくは地上と宇宙間で1日2便の運行を目指すロケット飛行機「Mk-II Aurora」の初めてのロケット推進飛行試験を完了しました。 Mk-II Auroraは3月29日から31日にかけ1日1回ずつ、計3回のロケット推進飛行を行いました。一連の試験飛行では、最高速度196mph(315km/h)の飛行速度を達成し、高度6000フィート(1830m)にまで上昇しました。これは、2021年にテスト用のジェットエンジンを搭載したMk-II Auroraで達成したときと大差ない記録ですが、Dawn Aerospaceのチームは今回の試験飛行は「主要
編集部の安藤さんから「おしゃれすぎる白衣屋さんがあるそうですよ」と教えてもらった。 聞くとその白衣屋さんは白衣だけでなく手術着なども手掛けていて、あまりの着心地の良さに社員の人たちも私服として愛用しているらしい。 私服として手術服を…?! おしゃれな手術着がほしかった 奇遇なことに、筆者はここ数年の間「手術着」を探していた。オフィスカジュアルの一着として着たかったのだ。 みんな見覚えがあるだろう この手の手術着のことを「スクラブ」というそうだ。じつは単に手術着と呼んでしまうのは語弊があって、もともと手術着だったが、現在は医療現場のユニフォームとして日常的に使われているらしい。 初めてスクラブを認識したのは医療ドラマのワンシーンだったか。 詰まり気味のVネック、むやみな装飾はなし、シワになりにくそうな生地…そうそう、こういう服が着たかったのよ!オフィスカジュアルの迷い子であった筆者にとって、
The entrepreneur aims to "Overtake Tesla" with fully autonomous self-driving cars 「テスラを追い越す」を標語に掲げる自動運転スタートアップのチューリング(TURING)。最高技術責任者(CTO)の青木俊介は、実際に自動運転自動車をゼロから丸ごと製造して、ユーザーの手元まで届けることを目指している。 by Kazumichi Moriyama2023.03.14 6 11 「遅くとも2030年には完全自動運転はできる」。そう語る⻘木俊介が案内するオフィスに入ると、メンバーがみんな若いことに軽い驚きを覚えた。スタートアップは若いメンバーから構成されていることが多いものだが、その中でも、ズバ抜けて若い印象だ。インターンかとも思ったがそうではなく「新卒で入ったメンバーもいる」という。彼らの意識は高く、「人類のためにこ
AI自動運転システムの開発に取り組むスタートアップのTURING(チューリング)は10月12日、国内初となる北海道一周長距離走行プロジェクトを実施し、総走行距離1480kmのうち約95%を自動運転モードでの走行に成功したと発表した。 チューリング社は、将棋ソフト「Ponanza」の開発者としても知られるプログラマーの山本一成氏と、GMで自動運転ソフトウェアの設計・開発を担当したエンジニア 青木俊介氏が2021年に設立したスタートアップ企業。「テスラを超える自動車メーカーを作る」を目標にAI自動運転システムの開発に取り組んでいる。同社はこれまで、千葉県内の公道や日本自動車研究所所有の城里テストセンター内で、自動運転システムの開発・検証を行ってきた。 今回のプロジェクトでは自動運転システムのさらなる安全性・信頼性・耐久性に関する技術向上を目的として、函館市から札幌市・稚内市・釧路市・帯広市を経
ぼくは「スタートアップを量産する会社」を運営しています。 事業をバンバン立ち上げて、PDCAを回しまくって、うまくいったものだけを法人化する。「スタートアップファクトリー」とよばれる、日本ではまだ珍しいビジネスモデルです。 かつてヘンリーフォードが「T型フォード」によって自動車を大量生産したように、事業立ち上げのプロセスを「型」にして、起業に再現性をもたせる。 まるで工場のように、革新的な「会社」が次々に生まれていくーー。 それがぼくらの目指す世界です。 「そんなにうまいこといくわけない、ただの絵空事だろ」と思われるかもしれません。 でも実際、うまくいきはじめているんです。 SaaSモデルとして、初めての成功事例が、この「建材サーチ」というサービス。建材業界に特化したVertical SaaSです。 https://lp.kenzai-search.jp/実はこの事業、構想から半年で法人化
東京大学・松尾豊研究室発のAIベンチャーELYZA(イライザ/東京都文京区)は8月26日、文章の要約文を生成するAI「ELYZA DIGEST」を試せるデモサイトを公開した。人間より短時間で要約でき、要約の正確性は「人間に匹敵する」という。今後も精度を高め、議事録作りやコールセンターでの対話メモ作成などでの活用を目指す。 同社は自然言語処理技術(NLP)の研究を進めており、日本語テキストデータの学習量・モデルの大きさともに日本最大級というAIエンジン「ELYZA Brain」を開発している。 ELYZA DIGESTは、大規模言語モデルを基に、要約というタスクに特化したAIとして開発。読み込んだテキストを基に、AIが一から要約文を生成する「生成型」モデルで、文の一部を抜き出す「抽出型」モデルなどと異なり、文の構造が崩れていたり、話者が多数いる会話文だったりしても、精度の高い要約文を生成でき
浜田 敬子 [ジャーナリスト/前Business Insider Japan統括編集長] Jun. 01, 2021, 07:00 AM ビジネス 62,146 右から村上由美子さん、キャシー松井さん、関美和さん、鈴木絵里子さんという金融業界でキャリアを築いてきた女性たちが、日本からグローバル市場を目指すスタートアップを支援するVCを立ち上げた。 提供:MPower Partners 2020年末にゴールドマン・サックス証券を退社したキャシー松井さんが新たな事業をスタートさせる。 元OECD(経済協力開発機構)東京センター所長の村上由美子さんと、ピーター・ティールやベン・ホロウィッツなどの著書の翻訳家としても知られる関美和さんと一緒に。 長年の友人同士でもあり、金融界で活躍してきた3人が新たに立ち上げるのはベンチャーキャピタル(VC)、MPower Partners Fund L.P.(以
配車サービスとしてのUber Japanは、なぜ日本市場で立ち上げに失敗したのでしょうか? 2014年3月にアプリによる配車サービスをスタートしたUberですが、あれから7年。今や東京でUberといえば、フードデリバリーのUber Eatsを指すようになっているのではないでしょうか。 日本でのUber失敗の原因は、いろいろな説明があり得ますが、この問いに対する答えには、今の日本のスタートアップ・エコシステムにおける重要なテーマが潜んでいるのではないかと思います。 「日本では」法律を破ってはいけない 長く日本に住むアメリカ人連続起業家の友人、Tim Romero氏がホストするポッドキャスト「Disrupting Japan」で、かつてこのテーマを扱ったことがあります。日本社会のあり方やUber海外展開失敗の事例国の1つの説明として、ポッドキャストの内容をTim本人が書き起こした記事は、英語圏
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