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書評に関するCruのブックマーク (10)

  • 藤本タツキは『ルックバック』を“描かずにはいられなかった”のではないか?──「受け手に湧き上がる衝動によって駆動する物語」としての『ルックバック』を考える

    2021年7月19日の0時に「少年ジャンプ+」にて公開されるやいなや大反響を呼び、次々と熱のこもった批評、感想がネット上に次々アップされ、すでにひとつの「現象」と化しつつある、『チェンソーマン』の作者、藤本タツキ待望の最新作『ルックバック』。 (画像はルックバック – 藤本タツキ | 少年ジャンプ+より) 連日のように力のこもった充実した新作が公開され、ネット上でバズることがもはや当たり前の出来事のようになりつつある、「ジャンプ+」の中でも『ルックバック』の反響は群を抜いている。稿執筆時点で閲覧数は500万を突破しており、はてなブックマーク数は3000を超えるほどだ。 週刊少年ジャンプ誌上において始まりから第一部の完結まで絶えず異彩を放ち続けた『チェンソーマン』の作者の最新作ということでも公開前から期待を集めていた『ルックバック』は、なぜこんなにも多くの読者の心を揺さぶるのだろうか? 公

    藤本タツキは『ルックバック』を“描かずにはいられなかった”のではないか?──「受け手に湧き上がる衝動によって駆動する物語」としての『ルックバック』を考える
    Cru
    Cru 2021/07/31
    すごい解像度の高い書評
  • 波 大竹昭子「トラウマ体験と和解していく過程」| 新潮社の電子書籍

    対象書籍名:『波』(新潮クレスト・ブックス) 対象著者:ソナーリ・デラニヤガラ著/佐藤澄子訳 対象書籍ISBN:978-4-10-590156-1 作者や作品の内容について、まったく予備知識なしに読みだすことは稀である。ところが、今回はそうだった。年末の慌ただしい時期に届いたゲラの束。しかも作品の名前が誌と同じ『波』だったのでタイトルすらもスルーしていた。 いざ読みはじめると、ページをめくるごとに心臓がドキドキしてきた。いったいこれはどういう作品なのか。フィクションなのか、ノンフィクションなのか。文学的な香りが高く小説のようでもある。心の準備なしには先に行けない気がして、禁(といっても自分が設けたものだが)を犯して後の訳者あとがきを読んだ。ノンフィクションとわかり、深呼吸して元のページにもどった。 2004年クリスマスの翌日、スマトラ島沖で巨大地震が起き、それによる津波がスリランカの海辺

    波 大竹昭子「トラウマ体験と和解していく過程」| 新潮社の電子書籍
  • 6億年前に分岐した、地球生まれのエイリアン ピーター・ゴドフリー=スミス『タコの心身問題──頭足類から考える意識の起源』

  • 敵から見た日本軍の実像 ― 一ノ瀬俊也『日本軍と日本兵』(評価・A+) -  esu-kei_text

    軍と日兵 米軍報告書は語る (講談社現代新書) 作者: 一ノ瀬俊也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01/17メディア: 新書この商品を含むブログ (30件) を見る 組織戦に優れるが、自分で考える力を持たない「三流」の日兵の実像とは? 敵の視点から日陸軍の質にせまった意欲作! 敗戦後、日陸軍は批判の矢面に立たされた。精神論ばかり振り回して、日を破滅に追いこんだ組織であると。 しかし、その非合理性を強調するほど、日米戦争があれほど長引き、それだけ多くの犠牲者が出してしまった事実から遠ざかるのではないか。 著者はその疑問から、敵である米国陸軍が日陸軍をどう見ていたのかを、軍事報告書をもとに調べることにした。 米軍報告書による日軍の実像はこのようなものだ。 ・個人の射撃は下手で接近戦は弱い。陣地、偽装は優秀。 ・組織戦に優れるが、頭脳や自分で考える力を考慮に入れ

    敵から見た日本軍の実像 ― 一ノ瀬俊也『日本軍と日本兵』(評価・A+) -  esu-kei_text
    Cru
    Cru 2015/05/16
    比較的客観的な紹介と分析が主の研究書の行間を読みまくって力一杯主観的に書評するというところが興味深い。てかアジテーションぽい
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  • 池田信夫 blog プリンセス・マサコ

    副題は「菊の玉座の囚われ人」だが、なぜか背表紙にしか書いてない。いったん講談社から訳が出ることになっていたが、宮内庁や外務省が抗議したため、土壇場で出版中止になった、いわくつきのの完訳版だ。 ・・・というから、どぎついスキャンダルが出ているのかと思えば、内容は日人ならだれでも知っている出来事を淡々と綴ったもの。しいて違いをさがせば、父親(小和田恒氏)も人も含めて結婚を拒否し、小和田家が結婚を祝福していなかったことがはっきり書かれていること、それに雅子様が「病」であることは疑いないという複数の精神科医の話が書かれていること、また将来の選択肢の一つとして「皇室からの離脱」があげられていることぐらいか。 これに対して今年2月、宮内庁が書簡で異例の抗議をした。しかし「各ページに間違いがあるのではないか」と書いている割には、具体的な間違いの指摘は1ヶ所しかない。たしかに、そこで指摘され

  • 意識は傍観者である: 脳の知られざる営み - 基本読書

    僕たちは自分の身体は「わたし」が支配していると感じるが、実はそれは間違いである。正確には行動の大部分は無意識的な行動で支配されていて、意識は行動の最後に現れて「これは自分が決断したことだ」と思い込まされている。僕達が脳について真っ先に学ぶことは、僕たちは自分たちがとる行動にたいして意識はほとんど決定権を持っていないという事実である。 それが『意識は傍観者である』というタイトルによく現れている。これを説明するのにちょうどいい、最近の脳科学を読むとどこにでも書いてある衝撃的な実験がひとつあるのでご紹介しよう。 被験者の脳に電極をつけて、指を上げるという非常に簡単な動作をしてもらう。そして「指を動かそう」と感じた瞬間を記録する。面白いのはここからで、被験者が「指を動かそう」と意識する一秒以上前に、指を動かそうという脳内活動が生じている。ようするに、脳が「指を動かそう」と指令を出した一秒以上後に

    意識は傍観者である: 脳の知られざる営み - 基本読書
    Cru
    Cru 2012/05/14
    やっぱりタイトルのような結論になるよな。リベットの『マインド・タイム』での結論には少し無理がある。多分社会的要請で。そこに踏み込んだ本か。
  • 怪男児が吾妻ひでおから聞きまくった『失踪入門』 ~床屋に行くのも社会性の一歩:日経ビジネスオンライン

    ひでお氏は、知る人ぞ知るギャグマンガ家である。 1969年にデビューしたあと、『やけくそ天使』、『不条理日記』などで注目を集めるが、80年代半ばから作品の発表が減り始め、89年と92年に仕事を放棄して長期間失踪してしまう。その後、アルコール依存症で精神病院への入院も経験するが、自身の失踪経験、アルコール依存症経験をギャグ仕立てに描いた『失踪日記』が2005年にベストセラーとなり、多くの賞も受賞する。 書は、『失踪日記』の熱がまだ冷めやらぬ2006年9月から09年11月号まで雑誌に連載された「失踪入門」に加筆修正したものである。 往年のギャグマンガ家のベストセラー人気に当てこんだ企画は、吾マンガのファンを連れてきて吾氏に人生の教えを請おうというもの。言っちゃあ悪いが、2匹目のどじょうを狙った、安直な企画だ。 師匠も真っ青の弟子が入門 第1回の対談でも、「栄えある失踪入門者第一号に名

    怪男児が吾妻ひでおから聞きまくった『失踪入門』 ~床屋に行くのも社会性の一歩:日経ビジネスオンライン
    Cru
    Cru 2010/11/08
    本になったか
  • 科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる

    以前「英語耳を鍛えるための科学なポッドキャスト10選」という記事を書いた。 この記事を書いてからそろそろ2年経ち、科学系のPodCastもその後かなり拡充したので、そろそろまとめなおす事にする。 前回は英語の物しか紹介していなかったから、まずは国内のPodCastから。 ヴォイニッチの科学書 - くりらじ ジャンル:科学ニュース解説 時間  :5~10分 配信  :毎週土曜日 内容  : 多分日語の科学ニュース配信PodCastとしては一番有名。 パーソナリティの中西貴之さんが毎回きっちり勉強した上で解説を行っているので、非常に面白い。 分野は宇宙関連の物と、ゲノムとかバイオ系の話題が多いかな。 個人的な感想としては、相方にもうちょっと科学分野に明るい人間を持ってきたらさらに面白くなると思う。 今の相方のBJは不勉強なのか「ほう」とか「へえ」とかしか言わない場面が多すぎる。 あと話題の暴

    科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる
  • 日本の「失われた20年」/片岡剛士/藤原書店(ISBN978-4-89434-729-8) - BUNTENのヘタレ日記(はてなblog版)

    版元 やタウン e-hon 楽天 セブン 紀伊國屋 Jbook bk1 アマゾン (アマゾンは税金の関係でおすすめしておりません。) 著者からのいただきものです。ありがとうございます。m(_@_)m それにしてもこれは大作である。読み進めるうちに、波を蹴立てて進む大艦隊の威容が私の頭に浮かび、次いで、自分の貧弱な頭から出てくる言葉でぽんと言い尽くせるような生やさしいではないのもよくわかった。m(_@_;)m そういうわけで、言葉が足りないと感じられたならそれは全て私の頭の至らなさであり、の中身はこのエントリーをはるかに凌ぐことを保証いたします。 ここ20年ほどの日の景気の低迷を論じた文章は戦前の昭和恐慌時と現在の「失われた20年」を比較しているものが多い印象があったが、このはもっぱら戦後を比較・分析の対象にしている。それなのに400ページというその量にまず圧倒される。 その豊富な

    日本の「失われた20年」/片岡剛士/藤原書店(ISBN978-4-89434-729-8) - BUNTENのヘタレ日記(はてなblog版)
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