日本軍と日本兵 米軍報告書は語る (講談社現代新書) 作者: 一ノ瀬俊也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01/17メディア: 新書この商品を含むブログ (30件) を見る 組織戦に優れるが、自分で考える力を持たない「三流」の日本兵の実像とは? 敵の視点から日本陸軍の本質にせまった意欲作! 敗戦後、日本陸軍は批判の矢面に立たされた。精神論ばかり振り回して、日本を破滅に追いこんだ組織であると。 しかし、その非合理性を強調するほど、日米戦争があれほど長引き、それだけ多くの犠牲者が出してしまった事実から遠ざかるのではないか。 著者はその疑問から、敵である米国陸軍が日本陸軍をどう見ていたのかを、軍事報告書をもとに調べることにした。 米軍報告書による日本軍の実像はこのようなものだ。 ・個人の射撃は下手で接近戦は弱い。陣地、偽装は優秀。 ・組織戦に優れるが、頭脳や自分で考える力を考慮に入れ