東日本大震災の発生から9年となる11日、被災地などでは亡くなった人たちに祈りをささげる姿が見られました。 地元の中学生14人を含む700人以上が犠牲になった宮城県名取市の閖上地区では、地震の発生時間にあわせて遺族たちが集まった場に鮮やかな虹が姿を現し、感激の声が上がっていました。
元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】 事故のリアリティはよく出ている。ただし描かれていないことも多い 中川右介 編集者、作家 東京電力福島第一原発事故から9年。事故対応にあたった原発職員たちの苦闘を描いた映画『Fukushima 50』(若松節朗監督)が公開されている。映画の中の内閣総理大臣は、怒鳴り散らすだけで役に立たない、ある種の「悪役」として登場しているのだが、当の菅直人元首相は自身のブログなどで「よく出来た映画だ」と、意外にもこの映画を好意的に評価している。菅元首相の著書『東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと』(幻冬舎新書)も担当した編集者・評論家の中川右介さんが、その真意と事故当時の模様を改めて聞いてみた。 「たしかに、私も大声を出しました」 ――3.11の原発事故を扱った映画は、いくつかありますが、事故の様子をこれだけリアルに再現
あの日、40メートルの高さまで斜面を駆け上がった巨大津波。 なぜ、東日本大震災の津波は、あれほどに高くなったのか。実は、津波の専門家の間でも、「謎」とされていました。震災の発生から9年。専門家とともに、その「謎」に迫ると、次の津波から命を守るための貴重なヒントが見えてきました。(社会番組部ディレクター 石濱陵・社会部記者 森野周)
岩手県沿岸部の釜石港(釜石市)がモノとヒトの集まる拠点に急成長している。コンテナ貨物取扱量が東日本大震災前に比べ約82倍と急増したほか、2019年春に新設された観光施設の来館者が10万人を突破した。全国の港湾の中から19年の「ポート・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれるなど「みなとの元気」を発信し、復興のけん引役になっている。釜石市国際港湾振興課によると、釜石港の19年のコンテナ取扱量は9292TE
関東北部を震源とする地震が、今月に入り計14回も起きている。専門家が注目するのが震源の浅い地震が多いことだ。津波など大きな被害をもたらす「アウターライズ地震」が発生してもおかしくないと指摘、南海トラフ巨大地震や首都直下地震に続く「第3の脅威」に警鐘を鳴らす。 茨城県や栃木県を震源として今月1日以降、頻発している地震で、マグニチュード(M)4以上が5回。震度4を3回記録した。 茨城県南部で発生した3回の地震は震源の深さが50~60キロだったが、それ以外は深さ10キロ程度と浅いところで起きているという特徴がある。 浅い震源の地震について「太平洋プレートが北アメリカプレートに引っ張られて断層が形成された際に起きたものではないか」と分析するのは、立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏。 別図のように、太平洋プレートは海側、北アメリカプレートは北海道や東北地方を含む陸側にあり、日本海溝が境
第4次安倍再改造内閣が発足し、会見に出席した小泉進次郎環境相(2019年9月11日、写真:ロイター/アフロ) (池田 信夫:経済学者、アゴラ研究所代表取締役所長) 福島第一原発に貯水されている100万トン以上の「処理水」のゆくえが、改めて話題になっている。原田義昭前環境相が「薄めて海に流すしかない」と発言したあと、小泉進次郎環境相がそれを否定し、福島県漁連に陳謝して話が混乱している。 韓国政府もそんな日本の弱点を見透かして、IAEA(国際原子力機関)で「福島の処理水は世界全体の海洋環境に影響する」と主張している。日本政府はそれに「受け入れられない」と反論しているが、どう処理するかは答えられない。これまで安倍政権は、この問題を先送りしてきたからだ。 1000基のタンクの中の57ccのトリチウム 福島第一原発に行って見るとわかるが、そこで毎日5000人の作業員が防護服を着て行っている作業は、敷
福島第一原子力発電所にたまり続けている、放射性物質のトリチウムなどを含む水の処分について、原田環境大臣は「海洋放出しか方法がないというのが私の印象だ」と述べました。この水を海などに放出することについては、反対する地元の声も根強く、大臣の発言は議論を呼びそうです。 この水について、原田環境大臣は10日の閣議後の会見で、環境省の所管を外れる事柄だと前置きをしたうえで、「思い切って放出して希釈すると、こういうことも、いろいろ選択肢を考えるとほかに、あまり選択肢がないなと思う」と述べました。 記者から「水を海洋放出して希釈するということか」と確認する質問が出ると「それしか方法がないなというのが私の印象だ」と重ねて述べたうえで、「しかし、これは極めて重要な話なので、軽々にこうすべきとは言えないが、まずは安全規制や科学的な基準をしっかり説明する。風評被害の回避も含めて内外に誠意を尽くして説明することが
2004年、甚大な被害をもたらしたスマトラ沖大地震・インド洋津波。インドネシアのアチェでは、女性の死者数が、男性の3倍にものぼった。 Reuters/ Beawiharta 「ジェンダー」の構造や格差というのは、災害において、具体的にどういう影響があるのか。 2004年に死者・行方不明者30万以上を出したスマトラ沖大地震・インド洋津波の例をみれば、一目瞭然だ。 甚大な被害を受けたインドネシアのアチェで実施した調査では、女性の死者数が男性の3倍にものぼることが分かった。死者の8割が女性の村もあった。 災害前のアチェの人口構成では、女性が男性より多かったものの、その差はわずか。なので死者数の大きな差は「自然」な結果ではない。女性の死者が多い原因には、慣習や文化が大きく関係していた。 アチェでは女性や女の子は木を登ったり、泳いだりすることが慣習としてなかったため、津波が到達した際、サバイバルの基
震災で福島県の避難区域内で餓死した疑いの強い人が少なくとも5人いると、NHKが報じた。 国会などでも取り上げられてはいるが、関係者からは、その根拠に疑問の声も出ている。 「福島県の医師が判断した」 餓死について2011年5月から、国会で追及していたのは、自民党の森まさこ参院議員だ。 それによると、福島県のある医師から、被災地の南相馬市などで2011年3月下旬から4月上旬にかけて、12人が餓死したとの情報提供が森氏にあった。 しかし、南相馬市の市民課では、震災後に「衰弱死」した人が少なくとも7人いるものの、これが餓死に当たるかは分からず、厚労省でも餓死は聞いていないとしていた。 ところが、NHKは12年3月5日夕のニュースで、「餓死の疑い」をかなり断定的に報じた。それは、福島県内の自治体や警察などからの取材結果からだとした。原発から5キロのところで70代男性が自宅2階で亡くなっているのが見つ
7月下旬、ラグビーワールドカップ組織委員会が主催するプレスツアーに参加した。目的地は全国12カ所ある開催地のひとつ、岩手県釜石市だ。 日本対フィジー戦の前々日、正午過ぎの東京駅から新幹線に乗り、盛岡駅からはミニバンでさらに2時間ほど東へ進む。午後5時前、ミニバンは釜石市鵜住居地区に到着し、まずはスタジアムの見学からツアーはスタートした。 釜石鵜住居復興スタジアム。2018年の8月19日に開場したこのスタジアムは、今大会全国で唯一の新築スタジアムとなる。本来の収容人員は6000人だが、本番ではプラス1万人分の座席を仮設で補うことになっている。 スタジアムについて説明をしてくれたのは、かつて釜石シーウェイブスで9年間プレーし、現在は市の任期付職員として働く長田剛さんだった。 「どうですか? 素敵なスタジアムでしょ?」 確かに素敵なスタジアムだ。 ピッチと距離が近く、自然に囲まれる。 まず、スタ
ゴゴ通信の元の記事はこちらからご覧ください 【簡単に説明すると】 ・鳩山由紀夫元首相のツイートが波紋 ・「東京五輪はIPPNWでは“放射能オリンピック”と命名されてる」と発言 ・批判殺到 鳩山由紀夫(元首相)が東京五輪に関するツイートを行い波紋を呼んでいる。その内容とは次の様なもの。 “既に東京五輪のチケットが売り出されたようであるが、例えばノーベル平和賞を受賞した核戦争防止国際医師会議は、放射能オリンピックと命名して放射能汚染リスクの残る東京でのオリンピック開催を疑問視している。日本では報道されないが、欧米でこのような動きが広まってきていることは理解すべきだ。” このように核戦争防止国際医師会議(IPPNW)では放射能オリンピックと呼ばれていると投稿。 しかしこの投稿が波紋を呼んでおり批判が殺到。「貴殿といい貴殿を指示する一部の勢力のおかげで、国益潤うどころか失うばかりですね」、「スポー
東京電力福島第一原発事故の直後、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一・長崎大教授が子どもの甲状腺被ばくについて「深刻な可能性がある」との見解を示したと、国の研究機関「放射線医学総合研究所」(放医研、千葉市)の文書に記されていたことが分かった。国の現地派遣要員らが集う「オフサイトセンター(OFC)」にいた放医研職員の保田浩志氏が書き残していた。 (榊原崇仁) 山下氏は二〇一一年三月二十一日の午後二時から、福島市内であった講演で「心配いらないと断定する」「放射線の影響はニコニコ笑っている人には来ません」と発言していたことが知られている。保田氏によると、この日の昼、県庁内のOFCで山下氏と面会。その結果は放医研内部の連絡のため、同日夜に記録していた。これらに従えば、「深刻」発言は「ニコニコ」の講演と同じ日にあったことになる。 本紙は保田氏の記録の写しを情報開示請求で入手した。それによ
はあ。やっぱりこの人はインチキだ。原発事故を起こし放射能をばら撒いた東電を飛び越して、俺が加害者かいな。俺だって大半の日本人同様、原発事故の被害者だよ。原発さえなければ、放射能問題に心を痛め心配することも、時間を費やすことも、こん… https://t.co/a3dPShnL9E
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