ワシントン(CNN) フィンランドで行われた米ロ首脳会談の場で、ロシアのプーチン大統領が米国のトランプ大統領に贈ったサッカーボール。この中に、通信用のチップが内蔵されていた可能性があることが分かった。 チップ内蔵の可能性は、プーチン氏がトランプ氏に手渡したアディダスのボールのロゴで判明した。チップは標準的な機能の一環として搭載されているもので、製品に関する限定情報の提供など、さまざまな機能を実現する。 米シークレットサービスは声明を発表し、「大統領への贈り物は全て徹底検査の対象となる」と強調した。 プーチン氏がトランプ氏に贈ったボールに実際にチップが内蔵されていたのかどうかは分からない。もし内蔵されていたとしても、必ずしも安全保障上のリスクが生じるとは限らない。 アディダスのウェブサイトによれば、このボールは近距離無線通信技術のNFCを使ってスマートフォンやタブレット端末と通信できる。同社