謎に包まれていた今夏の「北戴河会議」の雰囲気が明らかになりつつある。それは、習近平(シー・ジンピン)が、中国共産党総書記に就いてから昨年までの過去10年とは全く違っていた。象徴的なのは、長老グループからの厳しい「諫言(かんげん)」と、それを受けて習が、自らの側近らを叱咤(しった)激励した「怒り」である。内政に混乱の兆しがあるといってよい。これは4日午後、ようやく発表になった中国外交の異常事態
今月17日、習近平国家主席はセルビアを訪問した。首都のベオグラードに到着早々、真っ先に訪れたのは市内にある旧中国大使館の跡地である。1999年5月、コソボ紛争の中で米軍機が当時の駐ユーゴスラビア中国大使館を誤爆し、中国人記者ら3人が死亡した。その時、中国政府は「強い抗議」を行ったものの、有効な対抗措置を取ることもなく、「誤爆」という米国側の言い分をそのまま受け入れた。後に、破壊された中国大使館の跡地に、ベオグラード市政府が記念碑を建てた。 そして先日、ここを訪れた習主席は、夫人とともに記念碑に献花して中国人犠牲者のための追悼式典を執り行った。誤爆から17年もたち、事件のことが既に風化している今、習主席があえてこのような行動をとったのは、何を意図しているのだろうか。 今までの17年間、中国政府はむしろ、事件を忘れたかのようなふりをしてきた。米国に対する外交的配慮が理由の一つだが、やはり中国側
Updated Terms of UseNew Privacy PolicyYour Privacy ChoicesClosed Caption PolicyHelpContact UsAccessibility Statement This material may not be published, broadcast, rewritten, or redistributed. ©2024 FOX News Network, LLC. All rights reserved. Quotes displayed in real-time or delayed by at least 15 minutes. Market data provided by Factset. Powered and implemented by FactSet Digital Solutions. Legal
新型コロナウイルス変異株の命名を巡り、世界保健機関(WHO)を批判しているクルーズ米上院議員=2016年2月、西田進一郎撮影 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの新たな変異株を、ギリシャ文字の15番目のアルファベットから「オミクロン株」と名付けたことに対し、「中国への過度な配慮だ」と米国の対中強硬派が批判している。14番目の「クサイ」が習近平・中国国家主席の名字である「習」の英語表記「Xi」と同じため、一部では「あえて避けた」との見方も出ているようだ。 WHOは、オミクロン株の前に確認した変異株をギリシャ文字の12番目から「ミュー株」と呼んでおり、今回は2文字飛ばして命名した。WHOの報道担当が米紙ニューヨーク・タイムズに語ったところによると、ミューの後に来る「ニュー」は、英語で「新しい」を意味する「New」と発音が重なり、誤解を生む恐れがあった。その次の「クサイ」については、「一
台湾の蔡英文総統は、中国の習近平国家主席が今月、台湾統一の在り方として、香港などで実施している「1国2制度」を示したことについて、受け入れられないとしたうえで、武力行使も排除しないとする中国に対抗するため、防衛能力を強化する考えを示しました。 これについて、台湾の蔡英文総統は5日、台北市内で海外の報道機関の取材に応じ「中国は、民主的な体制が不十分で、人権状況もよくなく、台湾への武力行使を放棄していないため、『1国2制度』を拒否する」と述べて、受け入れられないという考えを示しました。 そのうえで、「中国が武力行使を放棄しない中、防衛をしっかりしたものにしなければならない」と述べて、武器の自主開発を進めるなどして防衛能力を強化する考えを示しました。 そして、「台湾の防衛力強化に協力してくれる国々と共に取り組みたい」として、台湾への武器売却などを進める方針を示すアメリカに加えて、日本を含む各国と
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く