こちらの記事によると、このほどロシア・ガスプロム社のアレクサンドル・メドヴェージェフ副社長は、同社はロスネフチのガスを輸出用に輸送するパイプラインの余剰のキャパシティは有していないと発言した。1月にロスネフチのイーゴリ・セーチン社長が、ドイツ経由でガスをBP向けに輸出することを交渉していることをプーチン大統領に報告したと伝えられており、それを受けてメドヴェージェフ副社長が否定的見解を述べたもの。メドヴェージェフ副社長によれば、ノルドストリームも、ノルドストリーム2も、ガスプロムエクスポルトと需要家間の既存の輸出契約のためにリザーブされており、ロスネフチのために追加的な輸送をする余力はないと、メドヴェージェフは明言した。 なお、こちらによると、メドヴェージェフ副社長は、ガスプロムは2017年に天然ガス輸出額を16%拡大し、350億ドルを達成したいと述べた。2016年は300億ドル強だった。輸