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過激派・中核派の拠点「前進社」(東京都江戸川区)で今年5月、活動家の男性が5日間監禁された後、屋上付近から転落し、一時意識不明の重体になる事件があったことがわかった。 警視庁公安部は28日、男性を監禁し、転落させたとして、監禁致傷容疑で同派活動家の男2人を逮捕した。同派内部で「総括」と称した暴行が依然として続いているとみて、解明を進める。 捜査関係者によると、2人は5月上旬、仲間の活動家の男性を5日間にわたって前進社の建物内に監禁した上で、5階の屋上付近から転落させた疑い。男性は、屋上の雨どいから逃げようとした際に転落して意識不明の重体となったが、その後、回復した。 公安部によると、中核派は最近、組織性を前面に出さずに市民団体のデモに加わる「ソフト路線」を進めており、逮捕された2人も、安全保障関連法案に反対する国会前のデモに参加していた。
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29日午後1時すぎ、東京都新宿区のJR新宿駅南口付近で「男性が鉄骨の上によじ登っている。ガソリンのにおいがする」と110番通報があった。駅南口と新宿高島屋とを結ぶ横断橋の上にいた男性は午後2時すぎ、自分の体に火を付け、顔などにやけどを負って病院に搬送された。警視庁によると、男性は集団的自衛権の行使容認や安倍政権に抗議する主張を繰り返していたという。 新宿署によると、男性は50~60代くらいで背広姿。午後1時ごろから、横断橋の上で拡声機を使って1人で演説をしていた。その後、2本のペットボトルに入ったガソリンとみられる液体をかぶり、火を付けたという。消防のレスキュー隊員らによって火は消し止められ、男性の他にけが人はいなかった。
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