共産党機関紙は「極めて冷淡」 中国語で「特金会」と呼ばれた米朝首脳会談が先週12日、行われた。 特金会とは「特朗普(トランプ)米大統領)と金正恩・朝鮮労働党委員長の会談」という意味だが、この歴史的な会談について、中国メディアも、ネットでも、微妙な反応が続いている。微妙な点を一言でいえば、「中国は勝ち組なのか? 負け組なのか?」である。 今回の会談を、各国メディアはトップニュースとして扱った。 日本の大手紙に至っては、奇しくも、「米朝、初の首脳会談」との見出しや、トランプと金正恩が握手する写真までも全く同じだった。 「まるで(習近平の動静を伝える)中国政府系メディアのようだ」と中国のSNSで皮肉交じりに紹介したが、さすがに普段は「いいね」をくれる友人も多くは沈黙したままだった。 だが、筆者の友人たちの反応と同様、普段ならば習近平と外国首脳との会談を大々的に取り上げる中国メディアも、控えめな報