【ソウル聯合ニュース】韓国政府は1日、南北経済協力事業の金剛山観光問題を話し合うために韓国が提案した実務会談の開催を北朝鮮が拒否している状況に関連し、改めて当局間による実務会談の必要性を強調した。 韓国統一部の金銀漢(キム・ウンハン)副報道官は、この日の定例会見で「金剛山問題の解決に関してわれわれの立場は一貫している」とし、「問題解決のためには南北当局間はもちろん、南北の事業者間、そして韓国政府と事業者の間でも緊密な協議が必要だというのが政府の立場だ」と明らかにした。 統一部は、先ごろ北朝鮮が金剛山の韓国側施設の撤去を要求したことについて「金剛山地区の新たな発展方向」を議論するために対面での実務会談を提案したが、北朝鮮はこれを拒否し、書面での協議を求める姿勢を崩していない。 協議対象も韓国政府が提案した「新たな発展方向」ではなく、「施設の撤去」問題に限っている。 金錬鉄(キム・ヨンチョル)