シリア情勢 2017年01月22日 11:02 シリアロシア シリア情勢につき、アラビア語メディアから、取りまとめたところ、断片的ながら次の通り 昨日だったか、ロシアのシリアにおける海、空軍基地に関する合意について報告しておきましたが、どうやらロシアは軍事的にも、政治的にもシリアにますます深くコミットしつつあるようです。 ・ロシアは、21日ロシア本土からシリアのデリゾルに長距離爆撃機6機を派遣してISの拠点を空爆し、全機無事ロシアに帰還した由。 爆撃に参加したのはTu22M3で、空爆の対象はISの宿舎、武器弾薬庫、車両等であるが、これらについてはシリアのhmimim 基地からのロシア戦闘機が、戦果を確認した由 (米国はISに対する空爆でB52とB2という長距離戦略爆撃機を使用したが、ロシアもTu22の使用です。 なお、al qods al arabi net は、記事の題はロシアが長距離爆
シリア情勢(アレッポ等) 2016年12月08日 14:03 シリアトルコ シリア情勢につき、アラビア語メディアより取りまとめたところ、断片的ながら、次のとおり なお、アレッポでは政府軍が東アレッポの半分(60%以上との報道もある)を制圧し、旧市街にも突入したとのことで、おそらくは東アレッポ全域の制圧も時間の問題かと思います。 シリア政府は、その制圧は戦略的な勝利としているようですが、確かにアレッポ全域が政府軍の手に入るということは、今後のシリア内戦に大きな影響があるだろうと思います。 尤も、これで21世紀で最も激しく悲惨な内戦が、政府軍の勝利で終わると見るのは、未だまだ時期尚早で、今後多くの紆余曲折がありそうです。 何しろISがラッカから追い出されても、クルド勢力、イスラム勢力、トルコ、イラン、ロシア等多くの勢力が相争っていますから、もしかすると今後のシリア情勢はさらに複雑になるかもしれ
シリア情勢(アレッポ等) 2016年12月01日 15:56 シリア国際機関 ・アレッポでは政府軍の東アレッポ攻略が進んでいるようで、29日夜開催された安保理の緊急会合では国連人道問題支援官が、このまま東アレッポに対する砲爆撃が続けば、アレッポは巨大な墓場になるだろうと警告した由。 また彼は、26日以来25000名が西アレッポ等に避難したと説明し、避難民数はまずます増大しつつあるが、東アレッポにはまだ25000−名の住民が残っているt警告した。 小榑のシリア特別代表は、被害アレッポの40%は政府軍委より占拠されたと語った由 その他メンバー諸国発言したが、従来の繰り返しに過ぎず、シリア政府も反政府軍を非難した由。 英仏共同提案の決議案は未だ採決されていないが、おそらくロシアの拒否権で葬られることは確実で、安保理の議論はただの論争に終始する可能性が強い ・他方29日、エルドアンはトルコのユーフ
反体制勢力による化学兵器使用疑惑 SANA(3月19日付)などシリアの各メディアは、アレッポ県ハーン・アサル村で、反体制武装集団が化学物質を充填したミサイルを使用し、25人が死亡、100人以上が重傷を負ったと報じた。 SANAによると、反体制武装集団は、この攻撃に先立って、化学物質や毒ガスでネズミを殺す、「疾風」と名付けられた実験のビデオをアップし、化学兵器による攻撃を行うと脅迫していた、という。 ** シリアの外務在外居住者省は、国連安保理議長と事務総長に宛てて書簡を提出、そのなかで反体制武装集団が化学兵器を使用したことを報告した。 同書簡によると、反体制武装集団は、19日午前7時30分に、カフルダーイル村一帯から、約5キロ離れたハーン・アサル村に向かってミサイルを発射、約300人の市民が居住し、軍が駐留する地域が被弾した。 着弾・爆発したミサイルから出た煙を吸った市民・兵士は意識を失い
安保理審議の余波(サウディ、カタールのエジプト批判) 2016年10月09日 15:19 エジプトシリア 安保理での仏決議案、ロシア決議案に対する各国の投票振りは、朝方お伝えしたところですが、エジプトがロシア案を支持した4国の中に入ったことについて、早速国連のサウディ代表及びカタール代表が、厳しくこれを批判(というよりは非難に近いか?)したとのことです。 al jazeera net は、サウディ常駐代表が、エジプトの立場は悲しむべきことで、マレイシア及びマリの方が、アラブを代表するエジプトよりもアラブのコンセンサスに近いというのは実に悲しむべきことだと語ったと報じています。 カタールもエジプトの投票態度を遺憾だとして、両国を含む10か国(国名は不明)はさっそく安保理に対して、シリア問題に対する責任に関する抗議書簡を発出すると語った由 なお、同放送の特派員は、エジプト代表は事前にシリア代表
悪化するシリア情勢を受け、国連安全保障理事会は7日、緊急会合でフランスなどが提案する決議案について協議した。決議案は、即時停戦やアレッポ上空での軍用機の飛行禁止などを求める内容で、8日午後に採決される見通し。だが、ロシアは拒否権を行使する構えを見せており、シリア情勢の打開策が見いだせない状況が続きそうだ。 安保理議長国であるロシアのチュルキン大使は会合後の会見で、「フランス案は急ごしらえで、進展をもたらす内容ではない。(飛行禁止で)常任理事国の活動を制限することを安保理に求めるというのは前代未聞だ」などと批判した。また、多数の民間人の犠牲が出ているアレッポの状況を打開する必要があるとの認識を示しつつも、「真の目的はロシアの拒否権を引き出すためとの疑念を持たせる」と述べた。 AFP通信によると、ロシアは8日の安保理会合で、空爆停止の具体的な方策には触れずに、停戦を呼びかける対案の採択を求める
シリア問題(安保理審議) 2016年10月08日 11:09 シリアロシア シリア、特にアレッポに関しては仏の決議案が出されていましたが、どうやらロシアも別の決議案を提出した模様で(先日仏外相がモスクワを訪問し、ロシア政府と協議をしたが、結局は不調に終わったのでしょう…まあ当然か!)。 これら2の決議案は、8日(NY時間)相次いで採決されるようですが、これを報じるal jazeera net の記事は、仏決議案はロシアが拒否権を使い、ロシア決議案は米英仏が拒否権を使うだろうとコメントしています (このコメントはおそらく正しいものと思いますが、東西の陣営が相互の決議案に対して拒否権の応酬をするなど、まさしく冷戦の再来の感があります) 採決はまず仏決議案(先に提出されていた)から始まるが、その趣旨は、アレッポでの停戦の確認と人道援助の確保とアレッポ上空の飛行禁止とのことです・ これに対して、ロ
シリア情勢(アレッポ等) 2016年09月27日 16:30 シリアロシア シリア情勢につき、断片的ながら、とりまとめたところ、次の通り ・ロシア政府報道官は26日、安保理において、米英代表がシリアにおけるロシアの行動は野蛮で、国際人道法違反だと発言したことは受け入れがたく、相互の関係を害するものであるとの声明を発した。 (確か仏はさらに激しくロシアを非難していたように思われるが、ここでは英米に限っている…もし報道が正しければ・・・ことが興味深い) ・ロシア機と政府軍機の東アレッポに対する空爆で、1週間の死者は400名を超えた。 シリア医師団は、このような悲劇を前にして、東アレッポには30名の医師だけが残っていて、彼らだけで数百名に上る負傷者の医療を続けることは困難であるとして、即時の停戦を求めた。 ・他方、複数の米責任者(匿名条件)は、サウディ等の湾岸諸国が、反政府軍がロシア機や政府軍機
シリア情勢(アレッポ情勢と安保理) 2016年09月26日 10:25 シリアロシア 安保理は25日(現地時間)開催されましたが、予測した通り、どうやら米英仏対ロシアの激しい相互非難の場となっただけで終わった模様です。 昨日の記事では、公式会合さえ開かれない可能性があると書きましたが、公式協議ではなく非公式協議を続けるのは、ある意味では、関係国間に何らかの妥協の余地がある場合で、今回のように双方が正面から激しく対立している状況では、とにかく公式会合を開いて、相互が非難合戦の場として使うことになりますが、今回は正しくそうなった訳で、双方の言葉遣いだけを聞いていると、何やら冷戦時代に逆戻りした感じさえあります。 英代表は、米ロの合意に基づく停戦から政治協議というシナリオは、限りなく終わりに近づいたとして、安保理がその責任を果たすべき時だと力説したようですが、何しろ常任理事国の関係が、こういう状
内戦が続くシリアと隣国トルコとの国境付近で、ロシアの爆撃機がトルコ軍に撃墜された事件で、ロシア側は爆撃機の乗員など合わせて2人が死亡したことを明らかにし、トルコとの軍事的な接触を中断するなど事実上の対抗措置を打ち出しました。 プーチン大統領は、ロシア機は領空侵犯はしていないと強調したうえで、「テロリストの手先がロシアの爆撃機を背後から襲った。2国間関係に深刻な影響を与えるだろう」と述べ、トルコを強く非難しました。ロシアのラブロフ外相は25日に予定されていたトルコ訪問を急きょ取りやめ、ロシア国民に対しトルコへの旅行を控えるよう呼びかけたほか、ロシア軍もトルコとの軍事的な接触を中断するなど、事実上の対抗措置を打ち出しました。 一方、トルコのエルドアン大統領は「トルコが自国の国境を守ることを各国が尊重しなければならない」と述べ、ロシアの爆撃機がたび重なる警告を無視して領空侵犯を続けたため撃墜した
UNITED NATIONS (Reuters) - Russia appeared to seize the initiative in international efforts to end the conflict in Syria on Sunday as Washington scrambled to devise a new strategy for the war-ravaged country and France sent warplanes to bomb Islamic State targets. As leaders gathered in New York at the United Nations General Assembly, U.S. Secretary of State John Kerry discussed Syria with Russian
19:20 Putin says troops build-up near Ukraine borders was part of "exercises" 19:00 Volodymyr Zelensky tells Boris Johnson Nord Stream 2 commissioning by Russia "unacceptable" 18:20 Zelensky asks U.S. for clarity on NATO MAP – media 16:20 U.S. financial institutions prohibited to buy Russian bonds 15:40 Education minister: Best lecturers at President's University in Ukraine to be paid at least US$
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ロシアのサンクトペテルブルクで開かれていたG20サミットは、日本時間の6日夜、閉幕しましたが、シリアへの軍事行動を巡って、アメリカとロシアが激しく対立する異例の展開となりました。 G20サミットは、日本時間の6日夜、2日目の討議を終え、首脳宣言を採択して閉幕しました。 サミットでは、シリアで化学兵器が使われたとされる問題で、アメリカが検討しているアサド政権への軍事行動についても、意見が交わされました。 議長国ロシアのプーチン大統領は、サミット閉幕後の記者会見で、アメリカの軍事行動にフランスやトルコなど6か国の首脳が支持したのに対して、反対はロシアや中国、インドなど8か国の首脳に国連の事務総長も加わったとしてロシアに同調する意見が多かったと強調しました。 これに対して、アメリカのオバマ大統領は、G20サミットに出席した日本やフランスそれに韓国など10か国の首脳とともにアサド政権が化学兵器を使
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