スイス・ジュネーブにあるロシア国連常駐代表部の正門(2021年10月14日撮影、資料写真)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【5月24日 AFP】スイス・ジュネーブにあるロシア国連(UN)代表部のボリス・ボンダレフ(Boris Bondarev)参事官が、同国のウクライナ侵攻に抗議し、辞職した。「これほど祖国を恥じたことはない」と述べている。 AFPは、ボンダレフ氏がジュネーブに駐在する各国の外交団に送付した書簡を入手。同氏はその中で、外交官としての20年のキャリアに終止符を打つと表明した。 同氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に言及し、「プーチン氏がウクライナに対して、さらに言えば西側世界全体に対してしかけた侵略戦争」を非難。「この戦争を企てた者たちの目的はただ一つ、永遠に権力の座にとどまり、豪華で悪趣味な宮殿に住み、総トン数と
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、国連の安全保障理事会ではロシア軍の即時撤退などを求める決議案が採決にかけられ、理事国15か国のうち11か国が賛成しましたが、ロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐって、国連安保理では25日午後、日本時間の26日午前7時すぎから緊急の会合が開かれ、アメリカなどが提案した決議案の採決が行われました。 決議案は、ロシアの軍事侵攻に強い懸念を示した上で、ウクライナの主権と領土の一体性を改めて確認し、ロシアに対して軍の即時撤退を求めています。 採決の結果、理事国15か国のうち11か国が賛成し、中国、インド、UAE=アラブ首長国連邦は棄権しましたが、議長国で常任理事国のロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。 これを受けてアメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は「無責任な常任理事国が権限を乱用
仏パリで記者会見したエマニュエル・マクロン大統領(2021年12月9日撮影)。(c)Ludovic MARIN / various sources / AFP 【12月10日 AFP】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は9日、欧米諸国が表明した北京冬季五輪の外交的ボイコットについて、「ささい」な措置だとし、フランスは同調しない意向を示した。 マクロン氏は記者会見で、取るべき行動は「選手を派遣しない完全なボイコットか、有用な行動で変化を促すかのどちらかだ」とし、「有用な結果をもたらす行動には賛成だ」と説明。「最近の数週間で起こったことを考えると」フランスは選手の保護を保証する憲章の制定に向けて国際オリンピック委員会(IOC)と協力したいとも述べた。 この発言は、中国の前副首相から性的関係を強要されたとSNSで告発した後、3週間消息を絶った女子テニス選手の彭帥(P
国際社会が非難を強める北朝鮮のリ・ヨンホ(李勇虎)外相が国連総会に出席するためニューヨークに到着し、北朝鮮を強く非難したアメリカのトランプ大統領の国連総会での演説について、「犬がほえてもわれわれは驚かない」と述べて批判しました。 リ外相は、宿泊先のホテルの玄関で記者団に対し、北朝鮮を強く非難したトランプ大統領の国連総会での演説について、「『犬がほえても行列は進む』という言葉がある。犬がほえる声でわれわれを驚かせようと考えるとは、寝言のようなものだ」と述べて批判しました。 北朝鮮をめぐっては、6回目の核実験や相次ぐ弾道ミサイルの発射に国際的な非難が強まっていて、アメリカのトランプ大統領は、この前日、国連総会での初めての演説で「自国や同盟国を守らざるをえないなら北朝鮮を完全に壊滅する以外選択肢はなくなる」と警告しました。 一方のリ外相は、22日に予定されている国連総会の一般討論演説ではトランプ
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