朝鮮半島の軍事境界線上にある板門店で、双眼鏡を使って監視に当たる北朝鮮兵士(2013年4月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/KIM JAE-HWAN〔AFPBB News〕 韓国の朴槿恵大統領が10月16日に訪米して、オバマ大統領との米韓首脳会談に臨む。その朴大統領が最近打ち出している「朝鮮半島の南北統一への準備」に対して、米国の専門家から、日本をあまりにも無視しすぎた内容だという警告が発せられた。米側は最近、朴政権の反日傾向が過剰だと批判している。今回の警告はそうした姿勢の反映だとも言えそうだ。 奇妙なほど語られていない日本の役割 今年8月、朴大統領は朝鮮半島の南北統一に向けた準備作業を検討する統一準備委員会討論会の席で、「来年に統一が実現することもあり得る」と発言して、国内外で波紋を広げた。 同大統領はその後も南北統一を今後の主要外交戦略目標にする姿勢を強めた。10月中旬の米韓首脳
米ワシントンのホワイトハウスで会談する、中国代表団(左)とオバマ米大統領ら米代表団(2015年6月24日)〔AFPBB News〕 今年も6月下旬、恒例の米中戦略・経済対話(以下、S&ED)がワシントンで開かれたからだ。近年米中両政府が発表する文書の量は尋常でない。一通り読破するだけで数時間はかかるのだが、中味はほとんどない。これを日本語では「骨折り損のくたびれ儲け」と言う。 こんなことが何年も続けば、S&ED関連文書など誰も読む気がしなくなる。米国の友人はこの文書量を「ナイアガラの滝」と形容したが、筆者は「大滝」よりも、むしろ「濃霧」だと思う。読んでも読んでも、米中関係の先は見えてこないからだ。 今回も、限られた情報に基づき、米中関係の行方を考えてみたい。 成果のなかったS&ED まずは米中協議の結果から。S&EDは今回が7回目、中国からは楊潔篪国務委員と汪洋副首相が出席、米側はいつもの
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