今月、内戦が続くイエメンから隣国サウジアラビアに向けて弾道ミサイルが発射された問題で、イエメンの反体制派の後ろ盾となっているイランは一切の関与を否定するとともに、内戦への介入を続けるサウジアラビアを非難しました。 これに対して、イラン政府は6日、「サウジアラビアによる暴力に対しイエメンの人々が独自に行った行為だ」とする声明を発表し、自国の一切の関与を否定するとともに、政権側を支援してイエメンの内戦に軍事介入しているサウジアラビアを非難しました。 イエメンでは、サウジアラビア主導の連合軍が反体制派の支配地域で続けている空爆のために市民の犠牲が増え続けていて、今回の弾道ミサイルの発射は反体制派による報復と見られています。 首都を攻撃されたことを受けてサウジアラビアがイエメンでの軍事作戦をさらに強めることも予想され、イエメンの内戦が泥沼化することが懸念されます。