11月21日、ロシアのプーチン大統領は、トランプ米大統領と電話会談を行い、シリア情勢などを巡り意見を交換した。写真はロシアを訪問したシリアのアサド大統領(左)と会談するプーチン大統領。20日撮影。提供写真(2017年 ロイター/Sputnik/Mikhail Klimentyev/Kremlin via REUTERS) [モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は21日、トランプ米大統領と電話会談を行い、シリア情勢などを巡り意見を交換した。プーチン氏はロシアを訪問したシリアのアサド大統領と会談しており、ロシア大統領府によるとプーチン氏はシリア問題を巡り政治的な解決策を模索することの重要性を強調した。 米ホワイトハウス当局者も、トランプ氏とプーチン氏が約1時間にわたり電話会談を行い、シリア情勢のほか、ウクライナ、イラン、北朝鮮、アフガニスタンなどについて意見を交換したことを
安全地帯の設置(シリア) 2017年01月31日 14:41 アメリカの外交政策シリア トランプ政権の中東諸国からの入国停止等の政策は、基本的に人種、宗教差別的で、しかもその目的であるIS対策には逆行する、国内政治上の思惑からの、あまりにも唐突で、政権内で全く協議もしないで実施した、拙劣極まりない政策だとして、米国内外で、大きな騒ぎのもとになっていることは、このブログでも書いた通りですが、彼の打ち出した中東関係のもう一つの政策(これも基本的にはシリア等からの移民対策という性格が強いと思うが)、シリア内での避難民のための安全地帯の設置のほうは、これまでのところ関係者との協議も行われ、かなりスムーズな滑り出しのようです。 まずは、これまで全地帯の設置に反対してきたロシアですが、ラブロフ外相はシリア政府の同意を得て、との条件であれば、その設置も十分検討の価値があると語った由。 同外相は、従来の安
米ホワイトハウスの大統領執務室で、サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジズ国王と電話会談するドナルド・トランプ大統領(2017年1月29日撮影)。(c)AFP/Mandel Ngan 【1月30日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は29日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領がサウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジズ(Salman bin Abdul-Aziz)国王と電話会談を行い、イラン核合意を厳格に実行していくことを確認したと発表した。トランプ氏はこれまで、バラク・オバマ(Barack Obama)前政権下で成立したイラン核合意に反対していた。 ホワイトハウスの声明によると、両首脳はイランによる「(中東)地域を不安定化させる活動」に対処し、「イスラム過激派のテロ」拡散を防ぎ、シリアとイエメンで国内避難民らが居住する安全地帯を設置する必要性に
シリア・イラン関係(ロシアに対する警戒) 2017年01月09日 10:04 シリアイラン ロシアとトルコがシリア内戦の停戦委合意してから、イランが疎外されているとの不満がイラン内で生じているようで、先日報告した通り、シリア外相のイラン訪問に引き続き、イラン議会外交軍事委員長がダマスを訪問しましたが、こんどはイランの国家最高安全保障委員長のダマス訪問です。 この訪問に関するal arabia net の記事2の要約を書いておきますが、記事から見ると、どうやらロシアの意図に懸念を抱いているのはイランとシリア共通のようで、アサドはイランとの関係の重要性を強調した模様です。 なお、この問題とは関係はありませんが、イランの元大統領のラフサンジャーニが8日死亡しました(死因は心臓麻痺か?)。彼の死去については日本のマスコミも大きく報じていますがアラビア語メディアはいずれも彼の経歴とかをかなり詳しく報
アレッポの停戦 2016年12月14日 16:49 シリアトルコ 朝方アレッポの停戦等について、アラビア語メディアから、取り敢えずのところを報告しましたが、その後も民間人、反政府戦闘員の引き上げは未だ実施されていない模様です。 その背景については、シーア派民兵が戦闘員の引き上げを阻害しているとか、シリア政府が別の地域で反政府軍に包囲されている政府軍の負傷者の引き上げを先にすべきだとしているとかの報道がありますが、実態は不明です。 シリア政府及び国連等が用意したバスが待機している模様です。 民間人等の引き上げについて、ロシアとトルコがその安全を保障するとのニュースが、唐突だった(そもそもこれまでアレッポの停戦、引き上げ等については、ロシアと米国が各種レベルで協議してきた)ので、どこでどうなったのか、不思議に思っていましたが、hurryiet net は反政府軍筋の話として; ・トルコとロシア
シリア情勢(アレッポ等) 2016年12月05日 11:21 シリア国際機関 アレッポでは相変わらず殺戮が続いていますが、国連での動きも活発になってきました(もっとも、現実にどの程度意味のある動きかは、甚だ疑問) 断片的ですが、アラビア語メディアの報道から取りまとめたところ次の通り ・4日はイドリブとアレッポで、ロシア軍機と政府軍機が空爆し、イドリブ周辺では52名(65名との報道もある)が死亡した。大部分は民間人の由。アレッポでも多数が死傷したとされているが、数字は不明。 イドリブ空爆はロシア機と見られるとされ、アレッポはどうやら政府軍機の模様で、おそらくロシア軍機はアレッポ以外を空爆するという、分担ができている可能性が強い。 ・他方反政府軍に東アレッポから撤収するようにとのロシアの呼びかけ(もっとも、ロシアは特にシャム・ファタハ戦線を名指したとの報道もあるが)に対して、反政府軍の幹部の一
2016北アフリカ地域湾岸・アラビア半島地域エジプト 公開日:2016/10/13 10月に入り、サウジアラビアからエジプトへの石油供給が停止された。10月9日、エジプト石油省のアブドゥルアジーズ報道官は「様々な理由によりサウジ・アラムコからの石油製品が到着していない」と述べた。10月10日付の『Reuters』は、エジプト政府筋の情報として、10月初頭にサウジ・アラムコがエジプト石油公社(EGPC)に石油製品の供給ができないことを伝えてきたと報じている。両国は、4月にサルマーン国王がエジプトを訪問した際に、サウジが毎月70万トンの石油精製品を5年間エジプトに230億ドルで供給することで合意していた。 エジプトは10月分の石油製品を受け取ることができておらず、国内消費に必要な石油を買い付けるため、EGPCは5億ドルを割り当てる計画である。10月12日、アブドゥルアジーズ報道官は、他の供給元
シリアに関する2の会合 2016年10月13日 10:30 シリアアメリカの外交政策 シリアについてはアレッポの停戦が崩壊し、ロシア機と政府軍機の猛烈な空爆がうづいている中で、米国はロシアとの交渉を中止し、軍事的な選択肢を検討中と伝えられていましたが、米国はやはりロシアとの対話を選択したようです。 そもそも、シリア政府が化学兵器を使ったときにさえ、それまでのオバマの強硬発言にもかかわらず、軍事介入しなかった米国に、この期に及んで、何らかの有効な軍事的選択肢があるとも思われませんでしたが、予測通り、取りあえずは対話という選択をしたものでしょう。 おそらく賢明な選択であったかと思いますが、他方やむを得ない選択との面も強いように思われ、これでシリア問題が政治的な解決に向かうと思われませんが、取りあえずアラビア語の報道から ・ケリーとラブロフは15ひ日(土)スイスのローザンヌで、シリア問題について
安保理審議の余波(サウディ、カタールのエジプト批判) 2016年10月09日 15:19 エジプトシリア 安保理での仏決議案、ロシア決議案に対する各国の投票振りは、朝方お伝えしたところですが、エジプトがロシア案を支持した4国の中に入ったことについて、早速国連のサウディ代表及びカタール代表が、厳しくこれを批判(というよりは非難に近いか?)したとのことです。 al jazeera net は、サウディ常駐代表が、エジプトの立場は悲しむべきことで、マレイシア及びマリの方が、アラブを代表するエジプトよりもアラブのコンセンサスに近いというのは実に悲しむべきことだと語ったと報じています。 カタールもエジプトの投票態度を遺憾だとして、両国を含む10か国(国名は不明)はさっそく安保理に対して、シリア問題に対する責任に関する抗議書簡を発出すると語った由 なお、同放送の特派員は、エジプト代表は事前にシリア代表
来日中のサウジアラビアのジュベイル外相が1日、東京都内で中東政策や日本との関係について講演した。イエメン内戦やサウジのイスラム教シーア派指導者の処刑を巡って対立が続くイランを「テロ組織に資金援助し、宗派対立を作り出している」と批判した。 ジュベイル氏はさらに、イランについて「彼らの行動を変えさせなければならない」とも述べた。これに対して、出席した在日本イラン大使館関係者が質疑応答の際に「(講演が)公平ではない。いくつかの過激派のイデオロギーは、あなたの国に影響されている」などと指摘し、応酬する場面もあった。 ジュベイル氏は内戦が泥沼化しているシリアについては「変革が必要だ。自国民を殺戮(さつりく)する政権に正当性はない」とし、アサド大統領の退陣を求めるこれまでの主張を繰り返した。 ジュベイル氏は、同国の国防相を務めるムハンマド副皇太子とともに日本を訪れている。石油収入に大きく依存する経済構
サウジアラビアのジュベイル外相は1日、東京都内で講演し、内戦が続くシリア情勢について「イランがテロリストを派遣している」と述べるなど、イランが中東地域の紛争を激化させていると繰り返し非難した。 サウジはイスラム教スンニ派の盟主を自任しており、影響力拡大を図るシーア派大国イランと1月に断交。シリア内戦でも対立関係にあるイランの動向に強い警戒感を示した形だ。 外相はシリア内戦に関し「殺りくを続け、正当性を失った」とアサド政権を批判し、アサド大統領追放を実現すべきだと強調。さらにイランの精鋭部隊、革命防衛隊がアサド政権側に立って内戦に加わっている現状を踏まえ、イランは「テロリスト」を使い政権支援を続けていると批判した。
遠距離爆撃機Tu-22M3と戦闘爆撃機Su-34がシリア上空での戦闘任務の遂行のためにイランのハマダーン基地を使用することは、もはやない。軍事および中東の専門家らによれば、ロシアとイランの軍事協力の最初の試みは、一連のロシアの外交面および技術面の誤算により、不首尾に終わった。 ロシアの空軍は、ロシアで禁止されている「イスラム国(IS)」の戦闘員らとのシリアにおける戦いでイランのハマダーン基地を使用することを停止している。これについては、8月22日、ロシア国防省の公式報道官であるイーゴリ・コナシェンコフ陸軍少将が、声明した。 同氏は、遠距離爆撃機Tu-22M3と戦闘爆撃機Su-34に課されたすべての任務は遂行され、ハマダーンから出撃していた飛行機はロシア領内へ帰還した、としたうえで、シリア国内の状況次第ではイランの空軍基地が再び使用されることもありうる点を指摘した。 最初のミス イランのホセ
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