【マニラ=遠藤淳】フィリピンの閣僚任命委員会は8日、ヤサイ外相の任命を不承認とした。ヤサイ氏は辞任する見通し。米国市民権を巡り虚偽の説明をしたことが理由。ドゥテルテ大統領は9日に外相代行を指名する方針だが、側近として外交政策を担ってきただけに政権運営に影響が出そうだ。閣僚任命委員会は上下院15人で構成。全会一致でヤサイ外相の不承認を決めた。フィリピンでは閣僚任命後、しばらくしてから任命委員会が
フィリピンの首都マニラにある大統領宮殿で共同記者会見に臨む安倍首相(左)とロドリゴ・ドゥテルテ比大統領(2017年1月12日撮影)。(c)AFP/NOEL CELIS 【1月13日 AFP】フィリピンを訪問中の安倍晋三(Shinzo Abe)首相は12日、首都マニラ(Manila)でロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領と会談した。安倍首相は会談後、ドゥテルテ氏が推し進め物議を醸している麻薬撲滅戦争関連での支援を表明した。 安倍首相による2日間の訪問は、昨年のドゥテルテ氏就任後のフィリピンで初の国家首脳訪問で、同国の貿易相手国および経済援助国としての日本の重要性が改めて強調された。 ドゥテルテ大統領はまず、大統領宮殿で安倍首相を歓迎。その後、麻薬撲滅戦争に関わる支援を取り付けた。この政策では約6000人が死亡しており、超法規的な殺人の横行に対する懸念が生じている。 安
[横浜市 27日 ロイター] - 来日中のフィリピンのドゥテルテ大統領は27日、記者団に対し、自衛隊との共同訓練には理解を示す一方、米軍との訓練は継続しない考えを改めて表明した。 ドゥテルテ大統領はこの日、神奈川県横浜市にある海上保安庁の基地を視察。その後に記者団の取材に応じ、「日本との共同訓練は一般的に言って問題ない」と語った。一方で、「米国とは問題だ」と指摘。「我が国の国防大臣に恥をかかせたくはないが、米軍との訓練は今回が最後だ」と、これまでの見解を繰り返した。 日本とフィリピンは海上自衛隊が昨年5月、フィリピン海軍と初めて2国間の共同訓練を実施した。その1カ月後にも海上で訓練を行うなど、軍事関係を強めつつある。 アキノ前大統領が昨年6月に来日した際は、自衛隊が訓練などでフィリピンを訪れる際の法的枠組み「訪問部隊地位協定」の制定に向けた協議を開始することで日本側と合意した。ただ、ドゥテ
This copy is for your personal, non-commercial use only. Distribution and use of this material are governed by our Subscriber Agreement and by copyright law. For non-personal use or to order multiple copies, please contact Dow Jones Reprints at 1-800-843-0008 or visit www.djreprints.com. http://jp.wsj.com/article/SB11740957682223234214304582392863453043968.html
フィリピンのドゥテルテ大統領がアメリカと決別すると発言し、波紋が広がる中、アメリカ政府の高官はフィリピンのヤサイ外相と会談し、会談後、「発言が国益に基づいて外交政策を決めるということであれば、修正の必要はない」と述べ、フィリピン側の説明に理解を示しました。 ラッセル次官補は24日、首都マニラでヤサイ外相と会談し、会談後、記者団に対して「『決別』が、フィリピン政府が国益に基づいて外交政策を決めることを意味するのであれば、修正の必要はない」と述べ、フィリピン側の説明に理解を示しました。そのうえで、「アメリカはフィリピンにとって安定した信頼される同盟国であり続ける」と述べ、今後も同盟関係を発展させていく方針を強調しました。 一方、ヤサイ外相も会談後、「発言はアメリカとの外交関係の見直しを求めたものではない」と述べたうえで、アメリカ側からは理解が得られたと説明しました。 今回の会談で、アメリカ政府
訪問先の中国から帰国し、フィリピン南部のダバオ国際空港で記者会見するロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2016年10月22日撮影)。(c)AFP/MANMAN DEJETO 【10月22日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は22日、米国との「決別」表明について釈明し、米国との関係を絶つつもりはないと述べた。 中国から帰国したドゥテルテ大統領は地元の南部ダバオ(Davao)で記者会見を行い、「(米国との)関係を絶つのではない。それは外交関係の断絶につながる。私にはそんなことはできない。なぜか? そうしないことが国益の最大化になるからだ」と述べた。 扇動的なドゥテルテ氏は4日間の中国公式訪問中の20日、中国人の実業家らを前に「私は米国との決別を表明する」と演説。70年間に及ぶ米国との同盟関係を解消し、中国とロシアに接近したいとの意向を示していた。(c)
(CNN) 中国を公式訪問したフィリピンのドゥテルテ大統領は20日、米国とは軍事的にも経済的にも「決別」すると発表した。一方、中国の習近平(シーチンピン)国家主席との会談では、貿易、投資、観光、犯罪麻薬対策など13分野の2国間協定に署名。米国よりも中国との関係を重視する姿勢を鮮明にした。 ドゥテルテ大統領は北京で経済界の指導者を前に講演し、「アメリカは負けた。私はあなた方の思想の流れの中に身を置くことにした」と宣言。「多分ロシアにも行ってプーチン大統領と会談し、中国、フィリピン、ロシアの我々3カ国は世界に立ち向かう存在だと告げる」と言い放った。 米国と具体的にどう決別するのか、決別すればどうなるのかについては言及しなかった。 この発言について米当局者は、フィリピンとの外交、軍事、経済関係には長い歴史があると強調している。ホワイトハウスのシュルツ副報道官は20日、大統領専用機内で記者団に対し
Following his foul-mouthed attack on the E.U. and reference to the Holocaust to explain his bloody war on drugs, Philippine President Rodrigo Duterte warned Sunday that he might terminate a defense pact his country signed with Washington in 2014, in response to concerns voiced by U.S. lawmakers over his crackdown on narcotics. The threat to end the Phillipines-U.S. Enhanced Defense Cooperation Agr
<ドゥテルテの暴言でキャンセルされたアメリカとの首脳会談ばかりか、オバマとASEAN首脳との会議も欠席。中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海という大きな課題は放置されたままになった> ご存じ、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領。6月の就任時から麻薬犯罪の一掃を掲げ、裁判もなく多数の容疑者の殺害を容認したとして国際社会から厳しい批判を浴びてきたが、今週ラオスの首都ビエンチャンで開催されたASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議での外交デビューも不運なものだった。 バラク・オバマ米大統領に人権侵害を指摘されたドゥテルテは、「くそ野郎」と外交上あり得ない言葉でオバマを侮辱、6日に予定されていた首脳会談はキャンセルされてしまった。 爆弾テロによる片頭痛? それだけではない。8日に行われた米・ASEAN首脳会議も欠席した。中国と対立している南シナ海の領有権問題を直接オバマと話し合える最後の機会
【ビエンチャン=佐竹実】フィリピンのアンダナール広報担当相は6日午前11時(日本時間午後1時)頃、同日予定されていた米比首脳会談が急きょ中止となったことを受け、声明を発表した。声明は「ドゥテルテ大統領は発言が混乱を招いたことを後悔している。オバマ大統領に強い尊敬と友好の念を表明する」とした上で、「米国との同盟の価値を高め続け、再会談に向けて調整したい」との考えを示した。ドゥテルテ大統領はその直
【AFP=時事】(更新)フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は5日、ラオスの首都ビエンチャン(Vientiane)で開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で会談する予定だったバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領を軽蔑語で呼び、人権に関するオバマ氏からの忠告は受け付けないと宣言した。米ホワイトハウス(White House)はその後の発表で、オバマ氏が首脳会談を中止したことを明らかにした。 【写真】記者会見するドゥテルテ氏 過激な発言で知られるドゥテルテ氏は、ラオス行きの直前に行われた記者会見で、自身が掲げる「麻薬撲滅戦争」によってここ2か月余りで2400人以上が殺害されたことについてオバマ大統領から疑義が呈されるのではと指摘されると、怒りをあらわに「敬意を忘れちゃいけない。疑問やら声明やらを投げつけるな」と発言。さらに、タガロ
フィリピン沖の南シナ海にあるスカボロー礁に中国船約10隻が集まっているのを、フィリピン空軍が4日までに確認した。1隻は浚渫(しゅんせつ)船とみられ、比政府は中国が基地建設を目的とした埋め立てをしないか警戒している。 4隻の海警局の船や貨物などを運ぶはしけも確認した。漁業を管掌するピニョール農相は4日、国防省を通じて写真を確認して、「明らかに基地を造ろうとしている。建設行為は確認していないが、多くの船が集結していることを憂慮する」とコメントし、ドゥテルテ大統領が、東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連会議が開かれるラオスで7日に予定する米オバマ大統領との会談で議題とする可能性を示唆した。 スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域にあるが、2012年から中国が実効支配している。今年7月には常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が、中国は伝統的漁業権を持つフィリピン漁民の権利を侵害したとの判断を示し
フィリピン・マニラのマラカニアン宮殿(大統領府)で演説する同国のロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2016年8月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/PPD/KING RODRIGUEZ 【8月24日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は24日、南シナ海(South China Sea)の領有権争いで解決がみられなければ、中国にいずれ「落とし前」をつけさせる時が来るだろうと警告した。 オランダ・ハーグ(Hague)にある常設仲裁裁判所(PCA)は先月、南シナ海をめぐる中国の主張の大半には法的根拠がないとの判決を下した。この判決は、訴えを起こしたフィリピン側の圧倒的勝利とみられた。 ドゥテルテ大統領はこれまで、攻撃的な対応で中国を怒らせたくないとの考えを繰り返し示し、緊張緩和のために特使を派遣していたが、24日には中国との対立も辞さない姿勢を示した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く