政権引き継ぎ委員会の会議に出席する韓国の尹錫悦次期大統領=22日、ソウル(国民の力提供・共同)【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が24日、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことで、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)次期大統領は就任前から安全保障上の脅威を抱え込むことになった。25日には北朝鮮の後ろ盾である中国の習近平国家主席と電話会談したが、対北観をめぐる中国との溝は隠しようがない。 「北に厳重に警告する。挑発で得られるものは何もない」。尹氏は25日、フェイスブックにこう投稿し、強固な安保態勢を整えるよう訴えた。 また、尹氏の政権移行を準備する「政権引き継ぎ委員会」は24日、「われわれの安保を脅かす重大な挑発だ」とICBM発射を糾弾する声明を発表。北朝鮮が使うなと反発してきた「挑発」という言葉をあえて用い、「韓米間の徹底した連携で北の挑発に対応する」必要性を強調した。「文在寅(ムンジェイン
制裁をうまく逃れ、中国から命綱を提供され、トランプ米大統領が国内で弾劾問題に直面していることが、非核化交渉で北朝鮮を強気にさせていると、専門家や当局者は指摘する。写真はミサイル実験のニュースを見るソウルの人たち(2019年 ロイター/Heo Ran) 制裁をうまく逃れ、中国から命綱を提供され、トランプ米大統領が国内で弾劾問題に直面していることが、非核化交渉で北朝鮮を強気にさせていると、専門家や当局者は指摘する。 トランプ大統領も北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長も、3度の直接会談で築いたとする良好な個人的関係を強調し続けている。しかし、北朝鮮は先ごろ、忍耐が切れつつあるとし、年末までに交渉姿勢を変えるよう米国に迫った。 北朝鮮は10月31日の2発を含め、ミサイルを相次ぎ発射することで、どこまでが約束違反になるのか試している。武器の使用規制を具体的に定めていないことが、北朝鮮に核兵器開発の継続を
【ワシントン=中村智隆】菅義偉(すが・よしひで)官房長官は9日午後(日本時間10日午前)、米ワシントンの国務省でポンペオ国務長官と会談し、北朝鮮の飛翔(ひしょう)体発射を受け、日米間で緊密に連携する方針で一致した。北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、無条件で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と向き合うという安倍晋三首相の決意を伝達した。シャナハン国防長官代行とも会い、沖縄を含む米軍再編に関し意見を交わした。 菅氏は会談後の記者会見で、北朝鮮の飛翔体発射について「日米の間で分析、対応を含めてあらゆるレベルで緊密に連携していくことで一致した」と述べた。 会談では北朝鮮の非核化に向け、国連安全保障理事会決議の完全な履行で一致した。日本政府は米国や韓国と協力し、中国、ロシアをはじめとする国際社会と連携していく考えだ。拉致問題の早期解決に向けた緊密な連携も確認した。 このほか、トランプ大
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