カナダを訪れている河野外務大臣は、記者団に対し、北朝鮮問題をめぐる関係国の外相会合について、圧力を最大限まで高めていくことで参加国が一致したのは非常に有意義だったとしたうえで、「対話ムードや融和ムードは一切無かった」と強調しました。 そして、会合では、国連安保理決議の完全な履行に向けて、北朝鮮関連の船舶が関係する海上での違法な取り引きに対する日本の取り組みを説明し、北朝鮮による制裁回避の動きが巧妙になっているとして、さらに対策を強化していくことで一致したと明らかにしました。 そのうえで河野大臣は「会合で、対話ムードや融和ムードは、一切無かった。認識のずれも無かった」と強調するとともに、会合に参加していない中国とロシアにも議論の内容は、直ちに伝えられるとして、中国やロシアとも連携し、朝鮮半島の非核化に向けた取り組みを推進していく考えを示しました。
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