南スーダン・ユニティ州の州都ベンティウ郊外にある国連キャンプにまきを集めて戻る若い女性(2015年9月20日撮影)。(c)AFP/TRISTAN MCCONNELL 【11月20日 AFP】私は戦争犯罪を探して南スーダンへ行き、それに遭遇した。 話をした女性の一人、38歳のニャマイさんは、5人の子どもの母親だった。2年近く続く内戦で政府軍による直近の攻撃があった4月、北部ユニティ(Unity)州の村から連れ去られた。他の何百人もの女性たちと同じように、彼女も武装した男たちに拉致され、何日間も歩かされ、常に見張られ、頻繁に縛られた。夜になると10人もの兵士が、彼女をレイプするために列を成した。「せめて1人だけにしてほしい、みんなで来るのはやめて」と懇願した。すると、棒で殴られた。 戦乱で打ちひしがれた人々を保護する施設で、6日間にわたって行った数十のインタビューにより、誘拐と性的虐待の組織的
ロシアのシリア空爆は「無差別爆撃」だ。モスクワで年次記者会見に臨むウラジーミル・プーチン露大統領(2015年12月17日撮影)。(c)AFP/NATALIA KOLESNIKOVA〔AFPBB News〕 IS(イスラム国)という「悪役」がいて、それをなんとかしないといけないということで各国が動いているのは事実だが、それだけの単純な構図ではない。アメリカ、ロシア、フランス、トルコ、サウジアラビア、シリアのアサド政権、シリアの反体制派各派、イラク政府、クルド人勢力、イランなどの各勢力が、それぞれ別々の思惑で動いていて、非常に複雑な背景があるからである。 そのため報道の表面だけに接していると、なんとなく「カン違い」してしまいがちなことがいくつかある。そこで、とくにISを含むシリア情勢の問題について考える際に、まず知っておきたい基本的なことを挙げてみよう。ポイントは7つある。前篇と後篇の2回に分
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