多くの日本国民は朝日新聞という一流紙(?)の記事は裏づけの取れた正しい内容と理解してきた。 私自身、30年ほど前はこれらの記事に接し“規律厳正な帝国陸軍も大失態をやらかしたものだ”と感じ“祖父や父の兄弟が戦地で忌まわしいことに荷担していたのか?”と後ろめたい気持になったことがある。 私事で恐縮だが、私が幼少の頃(父は人一倍元気であったが高度の難聴で兵隊になれず悔しがっていた)祖父や叔父から朝鮮・満州の戦地での話をよく聞かされ“現地の人たちとは仲良く、とりわけ俺は男前だったから若い現地の娘によくもてて困った!”とか“乃木大将と露ステッセル将軍の水師営の会見で敵将を暖かく処遇したのが武士道を重んじる帝国陸軍だ”などの自慢話を聞いていたから戦闘がない時、大陸では長閑な駐屯風景だったとイメージしていた。 今から約30年前と言えば日本の高度成長期で民間には少し遅れながらも私のような公務員も給与は鰻登