欧州連合の首脳会議に出席するためにベルギー・ブリュッセルを訪れたポーランドのベアタ・シドゥウォ首相(2017年4月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOHN THYS 【6月15日 AFP】ポーランドのベアタ・シドゥウォ(Beata Szydlo)首相が14日、ナチス・ドイツ(Nazi)のアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所跡で行われた追悼式典に出席した際、政府の反移民・難民政策を擁護するとも取れる発言をしたとして非難を浴びている。 右派政権を率いるシドゥウォ首相は、ナチスによるポーランド人のアウシュビッツ収容開始から77年を迎えて開かれた追悼式典で、「困難な時期にあるわが国においてアウシュビッツは、市民の安全と命を守るためにはあらゆる手を尽くさねばならないという偉大な教訓だ」と述べた。 この発言に先立ち、欧州連合(EU)は13日、加盟国が分担し