【読売新聞】 自民党は、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)を巡り、立候補の意向を固めている小池百合子知事の全面支援を行う方向で調整に入った。支援方法として、選挙期間中に政治活動が認められる「確認団体」を設立することも検討
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東京都が若年女性支援の事業を委託してきた一般社団法人「Colabo」(代表理事:仁藤夢乃)の会計処理を巡り、住民監査請求が一部認められた問題は、小池知事がどのような対応を見せるかに注目が集まりつつある。 自民党の川松真一郎都議は1日夜、YouTubeを更新。新年度予算を審議する第1回定例会では例年、予算特別委が開催されることを説明し、「委員会には小池知事が出席します。当然副知事もいます。担当局長もいます。その中で一問一答ができるという貴重な機会」と意義を解説した。 複数の政策問題をまとめて質疑する都議会の本会議とは異なり、予算特別委は国会の予算委と同じように、質問に立った都議が個別のテーマについて小池知事と直接、突っ込んだやりとりができる。 川松氏は「小池知事が出てきた場面で、Colabo問題、あるいはColabo問題の関連の事業に対して予算の付け方、事業評価が正しいのか、そもそもの契約の
非自民を掲げてきた細野豪志衆院議員=静岡5区=が自民党二階派(志帥会、44人)に入ったことをめぐる騒動が収まらない。自民党静岡県連の国会議員団は6日、細野氏と議席を争ってきた元職の支援を続ける方針を決定。10日の党大会を前に、党幹部を巻き込んだ軋轢(あつれき)が生じている。 自民党本部で6日にあった静岡県連(会長・牧野京夫参院議員)の会合には、衆参9人の国会議員が集まった。議題は、衆院静岡5区で争ってきた細野氏の二階派入りへの対応で、「党のあり方が問われている」などと批判が続出。牧野氏は会合後、記者団に「全員一致で吉川(赳・元衆院議員)さんを支援することを決めた」と説明した。会合に出席したベテランの一人は「派閥だからって何をしてもいいわけじゃない。二階(俊博・幹事長)さんもやり過ぎだ」と吐き捨てた。 旧民主党出身の細野氏は同派入りを足がかりにした自民入党をねらう。同派を率いる二階氏は5日の
東京都の小池百合子知事が代表を務める希望の党に、なぜ1票を託せなかったのか。7月の都議選で小池氏が率いた地域政党「都民ファーストの会」に投票し自民を大敗させながら、今回は希望に入れなかった都内の10人に尋ねると、「反自民」の受け皿を別に求めたり、安定を求め自民を選択したりした有権者たちの姿が浮かんだ。 「都知事は踏み台で、狙いは国政だったのか」。文京区の男性会社員(51)は新党結成後の小池氏の発言に憤る。「(公認候補を選別する際に使った)『排除』という言葉は(安倍晋三首相が都議選の街頭演説で発した)『こんな人たち』とイコール。あまりにもおごっている」と言い、今回は「安倍政権が長続きするのは不気味だ」と立憲に投じた。
衆院選の投開票を22日に控え、時事通信は全国の支社・総支局の取材を基に、世論調査の結果や過去の得票実績を加味して情勢を探った。新定数465議席のうち、公示前に290議席の自民党は280議席近くを視野に入れ、公明党を加えた与党で300議席超をうかがう勢い。希望の党は本拠地の東京でも伸び悩み、公示前勢力(57議席)を確保する程度にとどまる見通しだ。立憲民主党は公示前の15議席から40議席程度まで伸ばす可能性がある。 自民党は北陸、中国、九州を中心に全国的に堅調で、青森や群馬でも議席独占が有望。150超の選挙区で当選圏に入った。約100選挙区で希望や立憲などと接戦を展開し、うち55選挙区でやや優勢。野党の2極化で、政権批判票が分散したことにも助けられている。比例代表も前回(68議席)に迫る勢いで、「自民1強」の構図は変わらない見通しだ。 公明党は前職を立てた9選挙区のうち六つを確保し、残り三つは
衆議院選挙を今月22日に控え日本テレビと読売新聞は10日、11日と2日にわたり公示直後の情勢調査を行った。その結果、自民党は単独で衆議院の過半数233議席を大きく上回る勢いであることが分かった。 衆議院選挙は今回から定数が10減り、小選挙区289、比例代表176の465議席をめぐって争われる。調査はすべての小選挙区で行い、約7万8000人から回答を得た。 その結果、自民党は現段階で小選挙区、比例代表共に優勢に戦いを進めていて、公示前の284議席は下回るものの単独で過半数の233議席を大きく上回る勢い。 また公明党も公示前の34議席に迫る堅調な戦い。このため自民、公明の与党で安倍首相が勝敗ラインに掲げていた過半数をはるかに上回り300議席に迫る勢い。 これに対して希望の党は伸び悩んでいて、公示前の57議席を確保できるかどうか微妙な情勢。小池代表が当初目指していた政権交代からはほど遠い状況とな
「国難突破」衆院選は、三つどもえの戦いが確定した。小池百合子都知事率いる「希望の党」の失速説もささやかれるが、選挙区によっては自民党大物の苦戦は必至だ。その筆頭が、石原伸晃元幹事長の東京8区。地元都議がいう。 「昨年の都知事選で、小池氏は自民党公認を申し入れたが、伸晃会長率いた当時の自民党都連は、増田寛也元総務相を担いだ。その遺恨が尾を引いている。小池氏は知事就任後、伸晃氏の父、慎太郎元知事を築地市場の移転問題で徹底批判した。今回の衆院選で、希望の党は『刺客』を送り込み、伸晃氏の追い落としを狙っている」 「刺客」は、前回衆院選で、日本維新の会から東京9区(練馬区の一部)で出馬し、比例復活した木内孝胤(たかたね)前衆院議員。民進党を経て、希望の党のメンバーとなった。 その経歴・系譜は、石原家にも劣らない。曽祖父は貴族院議員や京都府知事を、父は田中角栄元首相の秘書官やフランス大使を務めた。本人
【希望の党・小池百合子代表インタビュー詳報】「衆院選出馬はない」「投開票日前夜、羽田発の飛行機に乗る」 東京都知事で希望の党の小池百合子代表は2日、産経新聞の単独インタビューに応じ、10月22投開票の衆院選への出馬は「ない」と明確に否定した。22日にパリで行われる環境問題のイベントに都知事として出席するため、21日夜の羽田発の飛行機に「乗る」と断言した。希望の党で「過半数を目指す」とし、その場合の自民党との連立政権樹立を否定しなかった。主なやりとりは以下の通り。 --擁立の規模感は? 「これ明日出すの?明日出すんだったら明日入れた方がいいと思うけど(笑)。目標にしているのは過半数の候補者を出さないと、宝くじは買わないと当たらないので、って言ったら候補者を宝くじにたとえるのはいかんので、そこはパスして、やはり有権者に選択肢を提示することが大事だと思う。限りなく233を目指せるような態勢をとっ
日本記者クラブで会見した小池知事。「衆院選シフト」は都政運営にも影響しそうだ(写真:ロイター/アフロ) この1週間で、都内での小池百合子知事の支持率が急落している。筆者が代表を務めるJX通信社が先週に引き続き9月30日(土)・10月1日(日)の両日に実施した東京都内での衆院選情勢調査で、小池百合子知事を「強く支持する」「どちらかと言えば支持する」と答えた有権者は先週から10ポイント減って48%となった。 前回から今回までの1週間で、小池知事の支持率は大きく変化した知事の国政転身は「ハイリスクなギャンブル」かまた、取りざたされている小池知事の辞職と国政転身については、72%が「どちらかと言えば反対する」または「大いに反対する」と答えた。「大いに賛成する」「どちらかと言えば賛成する」と答えた有権者は21%にとどまっている。 小池氏の国政転身が取りざたされていることを受けた「知事を辞職して、衆院
毎日新聞は26、27両日、安倍晋三首相が衆院を28日に解散する方針を表明したことを受け、緊急の全国世論調査を実施した。現時点での衆院選比例代表の投票先は、東京都の小池百合子知事が代表を務める「希望の党」との回答が18%で、「自民党」の29%に次いで多かった。安倍内閣の支持率は9月2、3両日の前回調査から3ポイント減の36%、不支持率は同6ポイント増の42%で、不支持と支持が逆転した。 自民、希望両党以外の投票先は、民進党8%▽公明党5%▽共産党5%▽日本維新の会3%--など。「支持政党はない」と答えた無党派層では、自民(15%)と希望(14%)が拮抗(きっこう)した。自民党幹部は結果に「希望の数値は思ったより高い」と語った。
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