5月9日、中国外務省は9日、南シナ海で中国とフィリピン、ベトナム両国との緊張が高まっていることについて、米国に原因があると非難した。写真は4日、ベトナムの船舶に放水する中国海警船(左)。ベトナム当局提供(2014年 ロイター) [北京 9日 ロイター] - 中国外務省は9日、南シナ海で中国とフィリピン、ベトナム両国との緊張が高まっていることについて、米国に原因があると非難した。米国が関係国に対して、危険な行為を行うよう煽っているため、としている。
5月5日、米国とフィリピンによる数千人規模の年次合同軍事演習が始まった。写真はマニラ圏の軍本部で5日撮影(2014年 ロイター/Romeo Ranoco) [マニラ 5日 ロイター] - 米国とフィリピンによる数千人規模の年次合同軍事演習が5日、始まった。両国が締結した新たな軍事協定の下、南シナ海で海洋進出の動きを強める中国を念頭に、海洋警備に重点を置いた訓練が行われる。 フィリピンのデルロサリオ外相は開会式で「領有権をめぐって過度の主張がなされ、法の支配が損なわれるなか、アジア太平洋地域での緊張が高まっている。現状変更を目的とした強引な行動は地域の平和と安定を脅かす」と述べ、今回の軍事演習が諸問題の解決能力向上につながるとの考えを示した。
アメリカのオバマ大統領が28日にフィリピンを訪れるのに合わせて、両政府は、アメリカ軍がかつて撤退したフィリピンに再び部隊を定期的に派遣し、基地を共同使用する軍事協定を結ぶことで合意しました。 海洋進出を強める中国をけん制するねらいがあるものとみられます。 日本と韓国に続き、東南アジアを訪れているオバマ大統領は、28日、フィリピンのマニラでアキノ大統領と会談することにしています。 これに合わせて両政府は、軍事協力を拡大するため、20年余り前にフィリピンから撤退したアメリカ軍を再び定期的に派遣し、基地を段階的に共同使用する軍事協定を結ぶことで合意しました。 共同使用する基地の対象には、南シナ海に面し、中国の艦船が活動を活発化させている海域にも近いルソン島西部のスービック地区などが検討されていて、中国をけん制するねらいがあるものとみられます。 ただフィリピンは、憲法で外国の軍隊の駐留を禁止してい
(英エコノミスト誌 2014年4月19日号) 間近に迫ったアジア歴訪で、バラク・オバマ大統領が失望を招くのは間違いない。 アジア太平洋地域への戦略的「ピボット(旋回)」あるいは「リバランス」は、バラク・オバマ大統領の下での米国外交政策において中核を占めている。それゆえに、オバマ大統領の同地域への訪問がこれまでたびたび土壇場で中止に追い込まれてきたことは、単なる不始末以上の意味合いをはらんでいる。 直近では2013年10月、米国で政府機関の一部が閉鎖された際に、オバマ大統領は2つの地域サミットへの出席を取りやめざるを得なくなった。この一件により、4月22日からのオバマ大統領による日本、韓国、マレーシア、フィリピン歴訪の重要性はいっそう高まった。 アジアの同盟国・友好国が抱く不安 この歴訪は、条約を結ぶ3つの同盟国、および未来の「戦略的パートナー」と目される1カ国(マレーシア)、そして中国の
中国国営メディアは2016年7月9日、フィリピンとの南シナ海の領有権をめぐる国際仲裁裁判所の裁定が迫る中、同水域で実弾を使用した軍事演習を開始したと報じた。中国南部・広東省珠海での航空ショーで試験飛行する同国最大の国産軍用輸送機「運20」(2014年11月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOHANNES EISELE〔AFPBB News〕 (本記事は2014年4月9日に公開されました) この半年ばかりの間、東南アジア諸国を何度も巡っていると、友人がたくさんできる。実に嬉しいことだ。 クアラルンプールから帰国してすぐに、その内の1人から急ぎの便りが来た。フィリピンの若い友人からである。先般、マニラを訪問した際に、中国の海洋進出問題を話し込んだ1人だ。 ゾイロ君という。フィリピン外務省が頼りにする33歳の新進気鋭の弁護士資格を持つ外交官である。ほとんど1人で、大国、中国に対峙して、国際
(英エコノミスト誌 2014年3月22日号) 座礁した船が南シナ海の最新の火種になる危険をはらんでいる。 ある意味では、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国の政府高官が3月18日にシンガポールで開いた会合は、これ以上ないタイミングで訪れた。何しろ激しい領有権争いが繰り広げられている南シナ海の海域で危険なまでに緊張が高まっており、今回の会合は、衝突の危険性を減らすための「行動規範」で合意しようとする、果てしなく続くように思える試みを再開しようとしていた。 南シナ海の領有権争いで緊張が高まっている(写真は3月3日、フィリピン・マニラの中国領事館前で、南シナ海の領有権争いを巡って中国政府に抗議する人々)〔AFPBB News〕 そのわずか9日前、中国海警局は、フィリピン船舶が南シナ海で係争中の島の1つに近い座礁船に物資を運ぶのを阻止した。 そしてフィリピンは3月30日までに、中国が南シナ海の大
フィリピン・マニラ(Manila)の中国領事館前で、南シナ海の領有権争いをめぐって中国政府に抗議する人々(2014年3月3日撮影)。(c)AFP/TED ALJIBE 【3月13日 AFP】米国は12日、南シナ海(South China Sea)で中国の海洋当局の船がフィリピンの船2隻の航行を妨害したことについて、「緊張を高める挑発的な行為」だと批判した。フィリピン政府は南シナ海における航行の自由を強く主張している。 この問題は9日、フィリピンが実効支配している南シナ海のアユンギン礁(Second Thomas Shoal、中国名:仁愛礁、Ren'ai Reef)に向けてフィリピン海軍の物資と人員を輸送中のフィリピンの民間船が、中国海洋当局の船によって航行を妨害されたもの。 フィリピン政府は11日、首都マニラ(Manila)に駐在する中国代理大使を呼び、フィリピンの国益に「差し迫った明白な
フィリピン・マニラ(Manila)で、米軍ミサイル巡洋艦の写真を撮る人たち(2014年3月9日撮影)。(c)AFP/Jay DIRECTO 【3月10日 AFP】フィリピン政府は9日、同国にも自国領土の隅々までを防衛する権利があると表明し、先に同様の警告を発していた中国をけん制した。 中国の王毅(Wang Yi)外相は8日、「小さな国々からの不当な要求」に対して中国は積極的に主権を守っていくとの声明を発表していた。声明は、領土問題で中国と対立する日本を念頭に置いたものだが、南シナ海(South China Sea)の一部について中国と領有権を争うフィリピンなどの国々にも当てはまる。 これに対し、フィリピンのベニグノ・アキノ(Benigno Aquino)大統領の報道官、エルミニオ・コロマ(Herminio Coloma)氏は9日、報道陣に対し、「国土を守る権利は全ての国が保有するものだ。こ
今日の横浜北部は朝から晴れておりますが、大雪のために道がとんでもないことになってます。 さて、東シナ海での日中対立の陰であまり注目されていない南シナ海の領海争いについて、NYがタイムズが短いながらも社説で簡単に触れておりますので、それの要約を。 === 中国との紛糾 byNYタイムズ論説委員 ●フィリピンは、国連に海上の領有権の侵害について訴訟を起こすことによって、中国側の南シナ海における領有権の主張に抵抗している。国連側はハーグで3月にこの訴えを審査することに合意している。 ●フィリピンのアキノ大統領は、国際社会にたいしてこの領土問題における自らの立場を「法の支配」を通じて訴えかけている。 ●中国側の南シナ海ほぼ全域にわたる領有権の主張にたいして、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、そして台湾などはそれぞれ一部の領域の主権を主張している。南シナ海は漁業資源が豊富であり、潜在的には
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