[北京 15日 ロイター] - 中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」は、国家開発銀行(CDB)や中国輸出入銀行(EXIM)など中国の政策銀行による低利の融資が重要な財源となっている。しかし事業性が疑わしいプロジェクトに関与した政策銀行や商業銀行、借り手などにとってのリスクも膨らんでいる。 5月15日、中国の経済圏構想「一帯一路」は、中国の政策銀行による低利の融資が重要な財源となっている。しかし事業性が疑わしいプロジェクトに関与した政策銀行や商業銀行、借り手などにとってのリスクも膨らんでいる。写真は北京で15日撮影(2017年 ロイター/Ng Han Guan) CDBとEXIMが一帯一路に絡みアジア、中東、アフリカで実施した融資は既に2000億ドルに達している。15日に終わった国際会議では、両行がさらに少なくとも550億ドルを融資する予定であることが明らかになった。 両行は一帯一
【ビエンチャン=吉村英輝】東南アジア諸国連合(ASEAN)各国や日米中などの外相らが参加し、アジア太平洋地域の安全保障問題を話し合うASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議が26日、ラオスの首都ビエンチャンで開かれた。北朝鮮の李容浩外相は会議出席後、記者団に、5回目の核実験を行う可能性について「全面的に米国の態度にかかっている」と強調し、米国の「敵視政策」転換を求めた。 ARFは、北朝鮮が参加する数少ない多国間枠組みの一つ。5月に就任したばかりの李氏は、米国の敵視政策が情勢を緊張させていると主張し、核・ミサイル開発を正当化。会議と並行して中国との外交関係修復を演出し、国際社会の制裁包囲網を切り崩す構えを見せた。 一方、ARFは、南シナ海での中国の主権主張を退けた今月12日の仲裁裁判所の裁定の受け入れを求める日米らに対し、中国が反発して応酬する構図となった。議長国のラオス外相は会議後の会見
南シナ海の西沙諸島の海域で、中国が石油掘削装置(オイルリグ)を設置してから約1カ月が経過した。依然として、両国による衝突が続いている。 中国への抗議のための焼身自殺 ベトナム政府は、「5月初め以来、中国船の体当たりなどで破壊されたベトナム船が24隻に上り、乗員12人が負傷した」と発表。一方、中国政府は、「これまでベトナム船が1416回体当たりしてきた(6月7日午後5時現在)。中国の自制的態度に付け込んで、ベトナムが緊張をエスカレートさせている」と非難した。 5月23日の早朝、ホーチミン市の中心部でベトナム人の67歳の女性が中国への抗議活動と思われる焼身自殺を行った。小雨の降る中、朝早い時間に統一会堂の前にタクシーで乗りつけたベトナム人女性がガソリンをかぶり、その数分後に死亡したと報道されている。 女性は5リットルの容器に入れた石油をかぶり、自らライターで火をつけた。直前、「中国はベトナムの
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