大規模な土砂崩れが起きた中国広東省深センの工業団地で、生存者の捜索に当たる救助隊員(2015年12月21日撮影)。(c)AFP/JOHANNES EISELE 〔AFPBB News〕 12月20日、広東省深セン市で大規模な土砂崩れが起きた。事故は深セン市光明新区鳳凰社区で起こり、恒泰裕工業団地など複数の工業団地を巻き込んだ。波のように押し寄せる汚泥が33棟の工場と15の企業を呑みこんだとされる。行方不明者は90人以上に達している。 原因は、「工事現場などから運ばれ堆積した残土が土砂崩れを引き起こした」(人民日報)とみられている。 もともとこの残土処理場は採石場だったが、環境保護という観点から採石は止められ、原状回復の名のもとに残土処理場と化した。深セン市にはこうした残土処理場が少なくない。 その後、この残土処理場には工事現場などから集められた残土が大量に運び込まれた。残土は山側に寄せられ