米国主導の超強大国時代は斜陽となり、力の多極化時代が訪れている。国際問題専門家であるニューヨーク大学のマーク・ガレオッティ大教授は「現状況は、新しい冷戦(Cold War)というよりは『熱い平和(Hot Peace)』の時代」と述べた。イデオロギー膨張のための強大国間の生存競争ではなく、外交力と経済力を前面に出した利益の衝突時代だということだ。 国際情勢の変化は、韓国外交にも新しい宿題を投げかけた。これまでのブロック外交の代わりに、変化する世界秩序に弾力的に対応できる「創造外交」がそれだけ切実になった。尹炳世(ユン・ビョンセ)外交長官も先月31日、在外公館長会議で「ウクライナ事態は脱冷戦後の国際秩序に新しい混沌を引き起こしている」として「不確実性と混沌という挑戦を、新しい機会にしなければならない」と話した。 専門家たちは多角化する国際情勢をチャンスにする外交力の強化が切実だと話す。梨花(イ