10月22日に行われる即位礼正殿の儀に、王岐山国家副主席を特使として出席する方向だと共同が報道した。 産経は共同が配信した記事を引っ張らずに自分で書き、平成2年に行われた即位の礼では呉学謙が派遣されたことにも言及している。当時政治局委員で、副総理だった呉学謙より、常務委員経験者の王岐山は格上だという説明は、一定の説得力はある。 ところが産経も、王岐山派遣の理由を「習氏は、盟友の王氏を派遣することで日本との関係を重視する姿勢を示す考え」としている。 確かに王岐山なら格は呉学謙より上だ。常務委員を退任したとはいえ、現在党内序列は現役の政治局委員を上回る第8位。ただ、「国家副主席王岐山」が外交で重要な役割を与えられているかといえばそうではない。 定年の内規をねじ曲げてまで常務委員には残さなかったが、ヒラ党員を国家副主席に据えることで、王岐山の政治生命は5年延びた。露骨に干されていた前任者の李源潮
王岐山氏、引退せず=国家副主席就任か-中国 中国の王岐山・前共産党中央規律検査委員会書記=2012年11月、北京(AFP=時事) 【北京時事】中国湖南省人民代表大会は29日、3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)代表に、王岐山・前共産党中央規律検査委員会書記(69)を選出した。王氏は昨年10月の党大会で68歳定年の慣例に従い、最高指導部メンバーから外れた。しかし、全人代代表に選ばれたことで完全引退しないことが確実となった。 王氏は習近平指導部の旗印である反腐敗闘争を指揮し、習氏の政権基盤強化に貢献。1期目の習指導部では党内序列6位だったが、辣腕(らつわん)を発揮し「事実上のナンバー2」(消息筋)とみなされていた。経済に精通し、海外での評価も高いことから、3月の全人代で国家副主席などの要職に就くという観測が出ている。(2018/01/29-21:11) 【国際記事一覧へ】 【アクセスラ
第19回党大会の開催が10月18日に決定した。という枕で、そろそろ人事予想をしないと、と書き出したのが9月初め。気が付けば党大会までもう3週間余りしかないではないか。 もうしばらく経てば、明報あたりからリーク人事が流れてくれば予想もへったくれもなくなってしまうので、早速時期人事予想を進めていく。基本的に根拠レスなので、温かい目で見ていただければ幸いだ。 焦点はやはり王岐山の留任だ。書記を務める中央紀律検査委員会は、今期回った277団体への巡視を来期も行うと明言しているが、彼が次の5年間もその指揮をとるのか。 春あたりから習の身辺調査を受けている、王の妻は米国籍だ、王の甥が海南航空から資金を借りて海外投資に手を出しているなどと主張する者が現れた。しかし、王が一番危ないとされた8月下旬には、王と仲良しの財新が動向を報じたり、義父である姚依林の生誕100周年集会には件の甥も姿を見せた。王を守る姿
一昨年には開催中、「引退した老人(主に江沢民)は潔く身を引け」攻撃があった北戴河会議。今年は何事もなく終わったようだ。 開催中と思われる期間中、次の5年間を争う韓正や胡春華、王毅のアピールタイムと化したのは笑えた。政治局委員や閣僚と言えども、いつもは指導部7人の動向に隠れてほぼ目立たないが、会議開催期間中7人とも姿を見せないので、余計に悪目立ちしてしまっていた。効果のほうはわからない。 老人代表である江沢民の最新動向は、5月の上海交通大学視察だ。息子が校長を務める同校の公式サイトでも紹介されていない。これまで、引退した指導部の動向は報道こそされてはいなかったものの、訪問先のサイトではしっかり紹介されていた。ついに老人(主に江沢民)の政治干渉を排除したと見ていいのかもしれない。 胡錦濤にそういう力は無いので、習一強体制は揺るがなくなってきた。主席制の復活や常務委員制度の廃止なども、それほど現
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