中国の習近平国家主席とオンラインで会談するバイデン米大統領(右)=2022年3月18日、ホワイトハウス提供・AP 中国への先端技術の流出などを警戒し、トランプ前政権時代の2018年に始まった米司法省の取り締まり強化策「中国イニシアチブ」が今年2月末で打ち切られた。 米中対立を反映した施策だったが、中国系米国人らへの偏見を助長するとの指摘が出たほか、大学などは研究現場の学術交流を萎縮させると反発していた。日本でも経済安全保障の観点から、大学などで知的財産の流出管理などの強化が進められており、米国の変化には一定の影響を受けそうだ。 FBIのずさん捜査 「中国イニシアチブ」終了の背景の一つとなったのが、注目を集めた事件で無罪判決や起訴の取り下げが相次いだことだ。 中国出身カナダ人、米テネシー大学ノックスビル校のアンミン・フー准教授の事件もその一つだ。 ナノテクノロジーの専門家で、中国とカナダで博
ワシントン(CNN) 米中央情報局(CIA)に10年前まで勤務し、退職後も工作員の実名リストなど極秘情報を手書きしたメモ帳を隠し持っていたとして、香港在住の元職員が逮捕されたことが分かった。米司法省が16日に発表した。 発表によると、ジェリー・チャン・シン・リー容疑者(53)は15日夜、米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で逮捕され、16日に同市ブルックリンの裁判所へ初めて出廷した。 国防にかかわる情報を不法に保持していた疑い。有罪となれば、最大で禁錮10年の刑を言い渡される可能性がある。 リー容疑者はスケジュール帳やアドレス帳に、CIA職員や覆面工作員の実名と電話番号、秘密施設の住所、作戦に関するメモなど、漏出すれば米国の安全保障に極めて重大な支障をきたす恐れのある極秘情報を書き込んでいた。 リー容疑者は米市民権を持ち、CIAに工作担当要員として勤務。1994年から2007年に退
China killed or imprisoned several C.I.A. informants in the country starting in 2010, unraveling the agency’s source network in a devastating setback for the C.I.A.Credit...Andy Wong/Associated Press WASHINGTON — A former C.I.A. officer suspected by investigators of helping China dismantle United States spying operations and identify informants has been arrested, the Justice Department said on Tue
(CNN) 米連邦捜査局(FBI)は、米連邦政府の人事管理局(OPM)のコンピューターシステムがウイルスに感染して数百万人の個人情報が流出した2015年の事件に関連して、中国籍の男を逮捕したことを明らかにした。 複数の米当局者によると、男は23日、会議に出席するため米国に入国したところで逮捕された。2015年の事件で使われたコンピューターウイルス「サクラ」の作成にかかわった疑いが持たれている。 この事件では、米政府機関の職員や元職員、求職者、家族など約2150万人の社会保障番号などの個人情報が流出していた。 このうち1970万人については求職時の身上調査書が流出。残る180万人は求職者の配偶者やパートナーだった。 FBIは、中国政府のハッカーが流出に関与したとの見方を強め、米国の国家としての安全に影響が及ぶ可能性もあると指摘していた。
米連邦捜査局(FBI)に関する情報を中国側に流したとされる元FBI職員の中国系米国人クン・シャン・チュン被告(46)が1日、ニューヨークの裁判所で有罪を認めた。米司法当局は、チュン被告が許可なく中国の代理人として米国内で活動し、機密取り扱いの資格を維持するため、自分と中国側の関係について虚偽の申請をしたとして3月に訴追していたが、公表していなかった。 裁判所に提出された書面によると、1997年ごろからFBIで電気技師として働き、機密情報の取り扱い許可を持っていた。2011年ごろに中国の政府関係者から接触を受け、FBIの組織図や、監視技術に関する書類を撮影して渡したとされる。また、12年にはこの政府関係者との接触について虚偽の書面をFBIに提出したという。 検察側によると、チュン被告は中国で生まれ、1980年ごろに移住し、米国籍を取得した。中国側への情報提供の理由としては、金銭的な見返りなど
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く