<中国の政治的な不確実性、産業スパイの懸念などから今後も韓国の脱・中国の流れは続きそう> アメリカのトランプ政権はいささか強引過ぎるやり方で、友好国の企業に中国との「縁切り」を迫っているが、韓国は一足先に脱・中国を開始した可能性がある(写真は韓国経済界の代表と会見する文在寅〔ムン・ジェイン〕大統領)。 香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストによると、韓国企業はここ数年、中国市場への関与を減らし、ベトナムへの投資とサプライチェーンの多様化を推進している。ロッテグループやサムスンなどの企業がこのような意思決定に至った理由は、中国の政治的な不確実性、産業スパイの懸念、アメリカによる制裁の恐れなどだ。 例えば韓国へのTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備に対する中国の反発は、韓国企業に中国投資の安全性への疑念を抱かせた。中国では中央政府と地方で規制がばらばらなため、企業は統一的な経営戦略が立て
シンガポールで2〜4日に開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ対話)では、南・東シナ海における中国の強引な海洋進出のほか、北朝鮮の核・ミサイル開発などが議論された。出席した神戸大の簑原俊洋教授(日米関係史、安全保障論)は「ルールに基づく秩序の揺らぎに対する不安が蔓延(まんえん)していた」と述べ、米国とともにアジアの安全を守る日本の役割の強化に期待した。(聞き手 平田雄介) --基調講演はターンブル豪首相が行った 「近年『中国も友達』とバランスを取る場面が目立ったが、今回は『同盟関係が大事』と米国を優位に置いた上で、中国の拡張主義を看過しない姿勢を示し、議論の流れを決定づけた」 「秩序が揺らいでいることに懸念」 --出席者の反応は 「多くが、ルールに基づく秩序が揺らいでいることに懸念を表明し、中国は不快感をあらわにしていた。彼らの立場は『ルールは守るが、自分たちが作ったルールでなければなら
2019年06月05日20:09 【韓国の反応】中国、シャングリラ会合で韓国に「THAADについて米中どちらにつくか、はっきり態度を決めろ」→韓国政府、隠蔽→バレる カテゴリ中国外交 oboega Comment(504) THAAD:問い詰める中国、明確に答えられない韓国 THAAD:問い詰める中国、明確に答えられない韓国 アジア安全保障会議中に韓中国防相会談を開催 韓国はTHAADが議題になったか明言せず記者団の質問によって認める シンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)中の今月1日に韓中国防相会談が行われ、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」問題を巡り、中国側が韓国政府に明確な立場を表明するよう求めていたことが2日までに分かった。 慶尚北道の星州基地に配備されているTHAADの配備状況などに関する中国側からの質問に、韓国側は明確
韓国にとって2017年は激動の年だった。この年の1月、韓国の大統領は朴槿恵であり、国会で弾劾された彼女は、その有効性を争う憲法裁判所の判断を待つ立場にいた。ソウルをはじめとする韓国の主要都市では、弾劾支持派と反対派の双方による大規模デモが展開され、街には殺伐とした雰囲気すら漂っていた。 3月には朴槿恵の罷免が確定し、5月に行われた大統領選挙にて進歩派の文在寅が当選した。文在寅を待っていたのは苛酷な状況だった。国内では与党は全議席の3分の1をわずかに超える議席しか有しておらず、新政権は全ての閣僚を任命するのに半年以上を費やした。国外では北朝鮮が核やミサイルの実験を繰り返し、ポピュリスティックな傾きを持つトランプ新アメリカ大統領が、過激な言動を繰り返した。中国や日本との関係も円滑には程遠く、問題は山積しているように見えた。
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2017年12月12日、韓国・朝鮮日報は、今月13〜16日の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の中国訪問に関連し「習近平(シー・ジンピン)国家主席の招待による国賓訪問であるにもかかわらず、それに見合った待遇でない」と指摘する記事を掲載した。 記事によると、中韓は今回の文大統領の中国訪問を「両国関係の新たな出発点」と位置付けてきた。しかし、高高度防衛ミサイル(THAAD)に対する中国の圧力は続いており、首脳会談後の共同声明だけでなく、それより格下の共同報道発表すら出さないという。 1992年の中韓国交正常化以降、韓国の大統領が中国を国賓訪問した7回のうち、94年3月の金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の訪問時以外は全て共同声明もしくは共同報道発表が出されていた。しかし、今回の文大統領の訪問で両国は別々に立場を整理して発表する予定だという。「共同声明に中国政府のTHAAD反対の立場と、それを認識する
哀悼発言で中国訪問開始 北京で在中韓国人との懇談会 「中国経験した苦しみに同質感持てる」 当初、参謀らは南京言及を望まなかったが 文大統領の指示で盛り込まれた ノ・ヨンミン大使にも南京行事への参加促す 独立有功者の子孫一人ひとりの名前呼び紹介 文在寅大統領と夫人のキム・ジョンスク氏が13日午後、中国国賓訪問の初めての日程として北京のワンダ・ソフィテルホテルで開かれた在中国韓国人昼食懇談会に参加し、俳優のチュ・ジャヒョン、ウ・ヒョグァン夫婦と乾杯している=北京/聯合ニュース 3泊4日の日程で中国を国賓訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、THAADをめぐる軋轢で悪化した韓中関係を復元するため、歴史において両国が共有する苦しみを全面に掲げた。ちょうど中国現代史の悲劇である南京大虐殺80周年を迎えた同日、文大統領は在中韓国人との懇談会をはじめ、多くの場で両国の抗日闘争の歴史と同病相哀れ
THAAD:中国の報復に無策の韓国政府、日本とは対照的 WTO提訴方針も青瓦台が撤回、日本はレアアース禁輸問題で提訴し勝訴 終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備をめぐる中国の報復によって、韓国側の被害は120億ドル(約1兆3500億円)に上ることが分かった。しかし韓国政府はTHAAD報復の被害内容や被害額を集計・発表することはなかった。それどころか担当部署である産業通商資源部(省に相当)が世界貿易機関(WTO)への提訴を検討すると表明していたにもかかわらず、青瓦台(韓国大統領府)がこれに待ったをかけ、WTO提訴というカードを自ら取り下げるなど本気で対応する姿勢が全く感じられなかった。一方、日本は尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる領有権争いが激化した2010年に中国がレアアース(希土類)の対日輸出を禁止したことをめぐり、12年6月にWTOに提訴し、2年後に勝訴している。 産業通商資
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