米国を除く環太平洋経済連携協定(TPP)参加11カ国は8日午後(日本時間9日未明)、チリで署名式を開く。トランプ米大統領がTPP離脱を宣言したあと、日本が交渉を引っ張って復活にこぎ着けた。最大の晴れ舞台となる署名式をあえてチリに譲ったのは、11カ国の早期署名に向けて「名を捨てて実を取る」戦略があった。「署名式には世界中のメディアが来る。日本に感謝する」。チリのムニョス外相は2月23日、茂木敏充
【ワシントン=塩原永久】閣僚級で大筋合意したものの、首脳宣言を見送りした環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について、カナダのメディアは10日、同国が反対した背景として、トランプ米政権との北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が影響している可能性があるとの見方を伝えている。 米国はNAFTA再交渉で、カナダやメキシコに対し、自動車をはじめとする分野で厳しい要求を突きつけ、交渉が停滞している。 カナダ民放局CTV(電子版)は、カナダの元通商関係者や専門家の話をもとに、トルドー首相が反対したのは「TPPで安易に妥結すれば、NAFTA再交渉でカナダの立場を弱める」との計算が働いたためだとの見解を紹介した。 NAFTA再交渉で米国は、米離脱前のTPPで合意した内容を念頭に、メキシコやカナダとの協議に臨んでいる。グローブ・アンド・メール紙(電子版)は10日、同国閣僚が「自動車分野にかかわる通商ルールの
アメリカのトランプ大統領は北朝鮮について、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が「われわれに敬意を払い始めている」として評価し、「何か前向きなことが起きるかもしれない」と述べ、今後に期待を示しました。 そのうえで「おそらくそうならないだろうが、何か前向きなことが起きるかもしれない」とも述べて、今後に期待を示しました。 トランプ大統領は先週もツイッターで、グアム島周辺に向けた弾道ミサイルの発射計画について、「アメリカの行動をもう少し見守る」と述べたというキム委員長を評価していて、今後も北朝鮮が自制するのか見極める考えと見られます。 また演説でトランプ大統領は、メキシコとカナダに見直しを求めているNAFTA=北米自由貿易協定について、「個人的には取り引きできると思わない。おそらく、どこかの時点で終わらせることになると思う」と述べ、離脱する可能性に言及しました。 NAFTAは20日に再交渉
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