モスクワ郊外の「コムナルカ」地区の森に張られた、行方不明者の写真。旧ソ連のスターリン政権下で秘密警察によって射殺されたと考えらえている(2018年9月28日撮影)。(c)Andrei BORODULIN / AFP 【1月3日 AFP】ロシアの歴史学者と考古学者のチームが、ナチス・ドイツ(Nazi)の爆撃機パイロットが撮影した写真を手掛かりに、旧ソ連時代に独裁者ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)の秘密警察によって射殺された人々の遺体が大量に埋められた場所を特定した。 モスクワ南西部コムナルカ(Kommunarka)地区にある遺体の大量埋葬地の存在が初めて公になったのは、旧ソ連崩壊の直前、ソ連国家保安委員会(KGB)が文書記録を公開したときだった。そこは、スターリンの秘密警察だった内務人民委員部(NKVD)が、1930年代にモスクワで使用していた3か所の処刑場の一つだった。 歴
【AFP=時事】旧ソ連の独裁者ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)時代の抑圧について研究していたロシアの歴史学者が、小児性愛の疑いで逮捕されていたことが分かった。この歴史学者が所属する著名な人権団体「メモリアル(Memorial)」が先月31日、明らかにした。メモリアルは今回の事件を、でっち上げられたものと批判している。 メモリアルの人権活動家セルゲイ・クリベンコ氏(Sergei Krivenko)によると、1930年代のスターリンによる大粛清を研究していた歴史学者のユーリ・ドミトリエフ(Yury Dmitriev)容疑者(61)は昨年12月13日、「わいせつな画像を作成」したとして、ロシア北部のペトロザボーツク(Petrozavodsk)で逮捕された。 クリベンコ氏はAFPの取材に対し、「われわれの組織を標的にした、でっち上げられた事件だ」と主張した。旧ソ連時代の抑圧と人
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