アビゲイル・シュライアー(Abigail Shrier)によるIrreversible Damage (2020)の訳本が、『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』として、産経新聞出版より出版されます。詳細な批判や問題点の指摘は後日したいと考えていますが、取り急ぎ、すでにある反論や反論となる論文等をまとめました。また、りんごの人さんも同様の記事を先に書かれています。本記事と重なる文献もありますが、異なるものもありますので、ぜひ、そちらも参考にしてください。一応、こちらはコミュニティ外の方、特に「でも『学術』的には~」となってる方へ向けたものとして考えています。 あくまでIrreversible Damageやそれを支える主張自体の批判を中心とするため、トランス差別以外にも、Nワードを繰り返したりユダヤ系の方を差別したりしているJoe Roganのポッドキ
わたしがインターネットを通して見つけた批判テキストや動画へのリンクを、ここにまとめておきたいと思う。 ※このブログでは、できるだけヘイトスピーチを引用しないようにしているが、本書の内容が内容なため、各自ご注意ください。 (3.11追記)本書の表紙が当事者にとってヘイトフルであるという指摘から、表紙が表示されるものにも注意喚起をつけました。 アビゲイル・シュライアー著『Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters』は、2020年にアメリカで刊行されて以降、専門家や当事者などから数多くの批判や指摘を受けていることがわかる。 とりわけ、本書の核となっているROGD(Rapid-onset gender dysphoria)について、科学的根拠に乏しいという批判が多いようだ。“ROGD”、一見するとなにやら医学的
インターネットを通じて情報が手軽に得られるようになった一方で、根拠に乏しい「陰謀論」も拡散し、人々に影響を与えている。その一つである「ディープステート」は、奥深くにある(DEEP)国家(STATE)が政府をひそかに操っているとの考え方だ。その存在を語る人々の中には、「あの人も?」と驚くような政治家、著名人もいる。 一人一人に会い、話を聞いてみると、誰もが熱心に自説を展開する。世の中で起きていることの背後には、何者かのたくらみがある――。ネット情報に依拠し、荒唐無稽とも言える主張に、なぜ染まってしまったのだろうか。(敬称略、共同通信=佐藤大介) ▽「覚せい」した元総務相 東京・永田町の議員会館。立憲民主党の衆院議員で元総務相の原口一博は、硬い表情で振り返った。 「その存在を認識するようになったのは2002年のこと。日米地位協定の改定案を議論していたら、米中央情報局(CIA)の日本担当を名乗る
同書を読んだので内容を自分なりにまとめてみる。 まずアメリカにおいて、未成年の性別違和感の診断について、いいかげんな診断が行われ、それに沿った手術も行われる、という問題自体はあるのだろう。一方で、本書のそうした危険についての紹介の妥当さは、控えめに言って懸念が残る。 未成年で、自分がトランスジェンダーではないかと悩む人の内、勘違いであるものも当然、あるだろう。一方で、勘違いでない人もいるだろう。どうやって見分けるのだろうか。 この本によると、トランスジェンダーの人は、自分の性別違和を子供の頃から明確にわかっており、本当にそうかと悩むこともなく、誰とも相談する必要もなかったという(INTRODUCTION CONTAGION)。 逆に言うと、悩んでるトランスジェンダーの人はトランスではないという主張なわけで、こういう理解を広めるのは本当に危険である。 この本のほとんどは、トランスジェンダーで
How the idea of a "transgender contagion" went viral—and caused untold harm 波紋広げた研究論文、 トランスジェンダー伝染説は いかにして利用されたか 性別違和(性同一性障害)はネットを介して伝染し、突然発症する——。5年前にある医師が発表した「ROGD(急性性別違和症候群)」をめぐる1報の論文は、科学的根拠に乏しいと否定されたにもかかわらず、今も大きな影響を与え続けている。 by Ben Kesslen2023.10.23 2 7 ジェイは14歳の時、母親にバイセクシャルだと伝えた。母親は理解を示してくれた。しかしその数年後、ジェイがトランスジェンダーだとカミングアウトした時の反応を異なっていた。突然のカミングアウトを信じられなかったのだ。母親はそれからすぐにユーチューブの動画やネットの掲示板で情報を収集し、受け入
アウシュビッツに新設されたナチス・ドイツ親衛隊(SS)の病院の式典に出席したSS隊員とドイツ人看護師。米ホロコースト記念博物館提供(1944年9月1日撮影)。(c)Holocaust Memorial Museum / AFP 【11月9日 AFP】ナチス・ドイツ(Nazis)による犯罪行為において、医師や医学者が「中心的役割」を担っていたとする論文が9日、公開された。論文は医学の歴史を再考する研究プロジェクトの一環で、医療従事者の関与の度合いについて「長年の誤った認識」を解く狙いがある。 英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載された論文は73ページに及び、これまで最も包括的な内容になっているという。 これによると、ナチス政権下での医学的残虐行為は「少数の過激な医師」や「強制された」医師によるものだけではなかった。 ドイツでは1945年までに、非ユダヤ人医師の50~65%がナチス
パレスチナ自治区ガザ市のシファ病院前で、イスラエル軍の空爆を受けたとされる救急車(2023年11月3日撮影)。(c)MOMEN AL-HALABI / AFP 【11月4日 AFP】パレスチナ赤新月社(PRCS)は4日朝、イスラエル軍が3日にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で救急車の車列を空爆の標的にしたと非難した。15人が死亡、60人以上が負傷したとしている。 PRCSによれば、ガザ市にあるシファ(Al-Shifa)病院の出入り口から約2メートルの場所で、同団体の救急車の1台が「イスラエル軍が発射したミサイル」による攻撃を受け、民間人15人が死亡、60人以上が死亡した。この数字は、イスラム組織ハマス(Hamas)が実効支配するガザの保健当局が先に公表したものとほぼ一致する。 PRCSは、ガザ保健当局の救急車1台も同病院から約1キロの場所でミサイル攻撃の「直接標的」にされ、
この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【4月27日 AFP】インド北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州郊外の村ブードバラル(Bhoodbaral)。診療所の手術室から時々、叫び声が聞こえてくる。中では、麻酔が効いた状態のカージャルさん(25)が、卵管をふさぐ卵管結紮(けっさつ)術が終わるのを待っている。 インドでは長らく、人口抑制の方法として卵管結紮術が好まれてきた。手術時間は50分ほど。診療所の外では、色とりどりの布で頭部を覆った女性たちが、手術を受けようと列をなしていた。 国連人口基金(UNFPA)は19日、今年半ばにインドの人口が中国を抜き、世界最多になるとの推計を発表した。 各国が人口抑制策を打ち出すよりもはるか前の1952年、インド政府は国家政策として人口抑
Statement on the Genocidal Nature of the Gender Critical Movement’s Ideology and Practice Genocidal ideologies are ideologies that deny or seek to erase the existence of a specific group because of the supposed threat it poses to the holders of the ideology. The gender critical movement simultaneously denies that transgender identity is real and seeks to eradicate it completely from society. Many
第18回世界陸上オレゴン大会、女子5000メートル予選に臨む選手(2022年7月20日撮影、資料写真)。(c)Jewel SAMAD/AFP 【3月21日 AFP】ワールドアスレティックス(World Athletics、世界陸連)は、23日に予定されている連盟の意志決定会議において、トランスジェンダーの選手が女子大会に参加するための規則を強化する見通しとなった。また、ドーピング違反で資格停止となっているロシアについても処分が解除されるとみられる。 五輪の主要競技である陸上は、トランスジェンダーの選手がエリート女子大会に出場するのを事実上禁止している水泳とは違ったアプローチを取ってきた。世界陸連は参加資格に関する規則の強化が「望ましい選択肢」だとしており、資格を満たす重要な条件として、テストステロン値の制限を用いている。 トランスジェンダーや、女子800メートルで2度の金メダルに輝くキャス
少女の参考写真(acworks、写真AC) サンタカタリーナ州で、強姦されて妊娠した11歳の少女に対し、女性判事が中絶を認めなかったことが問題視されている。21日付現地紙、サイトが報じている。 これはサイト「ポルタル・カタリエンセ」「ジ・インターセプト・ブラジル」が20日付で報じて明らかになったものだ。報道によると、当時10歳だった少女が強姦されて妊娠し、中絶を行うはずだったが、同州地裁のジョアナ・リベイロ・ジマー判事が中絶を認めず、少女を保護施設に送ったという。 少女は自分が妊娠したことに気付き、フロリアノーポリスの病院で中絶手術を受けるはずだったが、その時は既に22週目になっていた。強姦による中絶は合法だが、13週目までがその対象となるため、裁判官が手術を認めなかった。 その裁判でジマー判事は中絶を認めなかっただけではなく、少女に対し、「もう少し我慢できないか」「世の中には子供が欲しく
ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領(2022年6月9日撮影)。(c)Jim WATSON / AFP 【6月25日 AFP】ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領は23日、レイプされて妊娠した11歳の女児が人工妊娠中絶手術を受けたことについて、「容認できない」と非難した。 地元メディアによると、女児は長い法的手続きの末、今週ようやく中絶手術を受けた。 ブラジルでは、レイプによる妊娠、母体に危険が及ぶ場合、または胎児に異常がある場合のみ中絶が認められている。だが、女児が最初に受診した病院は、規定では20週までしか手術が行えないとして、裁判所に決定を委ねていた。 女児の訴えは国内で波紋を呼び、「子どもは母親ではない」というスローガンがSNSで拡散した。 極右のボルソナロ氏は「妊娠7か月の胎児にとっては、どのように妊娠したかとか、(中絶が)合法とかは関係ない。無力
Published 2022/05/24 10:46 (JST) Updated 2022/05/24 10:59 (JST) 男性ホルモンのテストステロン値が高い陸上女子選手の出場資格を制限する世界陸連の規定を巡り、女子800メートルで五輪金メダリストのキャスター・セメンヤ(南アフリカ)が、基準内に下げるために迫られた薬の服用は「拷問」で「毎日ナイフで自分を刺しているようなものだ」などと非難した。AP通信が23日、英紙テレグラフの報道を引用して報じた。 先天的にテストステロン値が高いとされるセメンヤは18歳で優勝した2009年世界選手権で性別を疑問視され、女性器を見せることまで申し出たと同紙に告白した。(共同)
ドイツの首都ベルリンで、極右団体「統一愛国者」のメンバー4人の逮捕を発表するナンシー・フェーザー内相(2022年4月14日撮影)。(c)John MACDOUGALL / AFP 【4月15日 AFP】ドイツ西部ラインラント・プファルツ(Rhineland-Palatinate)州の捜査当局は14日、爆発物を使った攻撃などを計画したとして、新型コロナウイルス対策の制限措置に反対する親ロシア派極右団体の4人を逮捕したと発表した。計画にはカール・ラウターバッハ(Karl Lauterbach)保健相の拉致も含まれていた。 4人は電力供給設備を破壊し全国で長期的な停電を引き起こそうとしていたほか、「内戦のような状況を引き起こし、最終的にはドイツの民主主義体制の転覆を企てていた」とされる。さらに複数の「著名な公人」の拉致も計画していたとされ、ラウターバッハ氏は自身が標的の一人だったと認めた。 捜査
The media constantly talks about how extreme our demands are without ever actually saying what they are, so what actually are they? The Trans Agenda, The Trans Taliban, Trans Rights Extremists, The Woke Mob… the British media likes to call trans people a lot of things for asking for equal rights. I get called all of this and much, much worse every single day. But do you even know what we are askin
第94回アカデミー賞授賞式で、クリス・ロックさんを平手打ちするウィル・スミスさん(2022年3月27日撮影)。(c)Robyn Beck / AFP 【3月29日 AFP】米俳優ウィル・スミス(Will Smith)さんは28日、第94回アカデミー賞(Academy Awards)授賞式で平手打ちしたコメディアンのクリス・ロック(Chris Rock)さんに謝罪した。 授賞式終盤に登場したロックさんは、脱毛症を患うスミスさんの妻ジェイダ・ピンケット=スミス(Jada Pinkett Smith)さんの短髪をやゆするようなジョークを披露。しかしジェイダさんは笑わず、スミスさんは席を立ってステージに上がり、ロックさんの顔を平手打ちした。 スミスさんは「クリス、あなたに公式に謝罪したい。私がやり過ぎた。間違っていた。私がこうありたいと思う人間がすべき行動ではなかった。恥じている」とインスタグラム
Why I'm Proud to Support Trans Athletes like Lia Thomas | Opinion This year at the Tokyo Olympics, I saw my wildest dreams come true as I stood on the podium, an out gay silver medalist and one of the first women to swim the 1,500 meter event. I feel incredibly grateful that coming out as gay never kept me from being able to participate in the sport I love. All athletes—including transgender athle
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