寝ながら読書できる器具を発案し特許を取得した伊芸盛俊さん=5月30日、宜野湾市の自宅 【沖縄・宜野湾】伊芸盛俊さん(78)は4月、寝ながら読書できる器具を発案し特許を取得した。子どものころ、勉強が嫌いだったという伊芸さん。「これがあれば勉強が好きになったのに」と苦笑いしつつも、明るく語った。 「まわりの勉強できる子がうらやましかった」と当時を振り返る。両親の期待にも応えられなかった。卒業した後は自動車学校の指導員などの仕事をした。退職し「学問を身に付けていなければ損だ」と思った伊芸さん。自分なりに勉強に興味が持てるような方法を考えた。今年1月、アイデアを思いつき設計図を作成した。大工に頼み、3月に完成した。 「書見器」という名称で特許庁に登録申請し、4月に登録された。 書見器は自分の目線に合わせ、本の角度や高さの調整ができる。今後商品化する予定はないが、特許権を業者に売ることを考えていると
半年たってしまった... 皆さん、英語(任意の語学)好きですか? 僕は嫌いです。 人はなぜ、特定の教科/分野/学問を好きになったり嫌いになったりするのでしょうか。 精神論や観念論はよろしくないという立場においては、これは端的に言って 「好き/嫌い」と判定されるような行動をとる傾向性を、 適当なフィードバックで強化されるような環境に置かれたからでしょう(身も蓋もない)。 そのような話として行動分析学があるので興味ある向き、そして教育者各位は読んで僕に教えてください。 行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書) 作者: 杉山尚子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/09/16メディア: 新書購入: 22人 クリック: 193回この商品を含むブログ (77件) を見る 行動分析学入門 作者: 杉山尚子,島宗理,佐藤方哉,リチャード・W.マロット,アリア・E・マロット出版
怒りを歌え、女神よ、ペーレウスの子アキレウスの (呉茂一訳『イーリアス』第一書) ヨーロッパ文学の歴史は激おこぷんぷん丸から始まるというのは、よく言われる話です。いえ「激おこぷんぷん丸から始まる」と言っているのは私だけかもしれませんが、とにかく怒りから始まるというのはしばしば指摘されます。 トロイア戦争を描いた古代ギリシアの叙事詩『イリアス』は紀元前8世紀頃に成立したと考えられており、英雄アキレウスの怒りを歌うべく、語り手が芸術の女神ムーサから霊感を賜ろうと祈るところから始まります。『ギルガメシュ叙事詩』などさらに古い文学作品もありますが、とにかく『イリアス』がヨーロッパ文学の祖のひとつであることは間違いありません。 無神論者の私は女神に頼れませんが、今回は私の怒りを書こうと思います。アキレウスが怒っていたのは、戦利品として獲得した愛人ブリセイスをギリシア軍の大将アガメムノンが奪おうとした
wezzyの今回の連載記事は「あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判 」です。これは私がふだんからすごくイヤだなと思っていたこと、つまり文芸批評界隈に蔓延する近代小説中心主義と男性中心主義について書いたもので、複数の論考の古典軽視、非小説ジャンルの軽視、歴史軽視を問題にするものです。 文学の定義に関する議論なのですが、私の論考では完全にシンプルに「主に言語を用いる芸術」と定義しています。「主に」としたのは、演劇とか絵本とかは、かなりの部分が言語であっても、言語でない表現手段が入ってくるからです。 なお、これを書いていて思ったのですが、この論考はかなり自分でも不思議な内容だと思う…というか、古典をきちんと評価し、文学の可能性を信じようというある意味では超オールドスクールなことをしているにもかかわらず、理論的にはポストモダンというか、静的な区切りなど
暴力の被害に遭っている/遭っていた女性が、単に無力だったり無知だったりして何もアクションが起こせなかったり、受動的な実践(泣き寝入りとか暴力への感覚麻痺とか認知の歪みとか)しかやっていないという偏見とは異なり、日々様々なやり方で暴力と向き合って、それをなんとかしようと様々な実践を積極的に、本人たちの最も適切と思うやり方でやっているのだということを、様々な統計を使って示している論文『Battered Women's Protective Strategies』(2009年7月・VAWNET)を紹介したい。 まず最初の2つの段落からして重要。私がざっくり翻訳したものを載せるので、正確な内容は原文を当たって欲しい。 虐待を受けた女性が防衛のためにどのような戦略を採用しているのかを調べようとするとき、まず頭に浮かべるべき質問は、「何から防衛するのか」というものだ。「将来も継続する暴力からだ」という
2018.06.10 00:25 英文学のフェミニスト批評って、何をやってるの?~『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』刊行に寄せて ただ座って本を読んでるわけじゃない 今回の連載では、「フェミニスト批評って何をやってるの?」ということについて書いてみたいと思います。宣伝で恐縮ですが、私は3月末に、白水社より『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち――近世の観劇と読書』という初めての単著を出しました。これはフェミニスト批評を用いたシェイクスピアの研究書です。16世紀末にシェイクスピアが活動し始めた頃から、初めて近代的なシェイクスピア祭が行われた1769年までの間に、女性の読者や観客がどうシェイクスピアを受容し、その普及に貢献したかを探る内容です。 本の写真を見て頂ければわかるように、帯に「追っかけから始まる、シェイクスピア女性の歴史」と書かれていますが(このチャラいコピーは私が考えました)、シ
ケブカサイ「サーシャ」の赤みがかった明るい金色の毛皮は科学者たちを驚かせた。(PHOTOGRAPH BY ANASTASIA LOGINOVA, THE SIBERIAN TIMES) それは、発見した猟師の名前にちなみサーシャと呼ばれている。 ロシアの科学者たちによると、サーシャが生きていたのは1万年ほど前のことだ。オスなのかメスなのかも定かではないが、サーシャは男性にも女性にも使われる名前だという。 サーシャは、氷河期のケブカサイ(Coelodonta antiquitatis)だ。全身がほぼそのまま保存されており、この時代を研究する者にとって驚くべき発見だった。(参考記事:「ケブカサイ、絶滅種再生の可能性」) 同じ時代に生息していたケナガマンモスとは違い、ケブカサイが見つかるのは珍しい。進化の歴史もよくわからず、何を食べ、どのくらいの寿命だったのかなど、その生活は謎のベールに包まれて
チーター。ナミビア・オティワロンゴの保護施設で(2016年2月18日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / GIANLUIGI GUERCIA 【1月25日 AFP】ライオンやチーターは狩りで狙う被食動物より足が速く力が強い上に、敏しょう性も劣らず高いが、シマウマやインパラは驚くべき戦術を駆使して自身の弱点を補っているとの研究論文が24日、発表された。逃げるスピードを緩めて、大型ネコ科動物たちを幻惑するのだという。 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文は、ネコ科のライオンやチーターは全速力で逃げる被食動物との距離を詰めることに長けているため、早く走ることはまさに命取りの行為なのだと述べている。 論文の主執筆者で、英ロンドン大学(University of London)王立獣医カレッジ(Royal Veterinary College)のアラン・ウィルソン(Alan
みんなが同じタイプの人しか好きになれなかったら人類に繁栄は望めない。それぞれ好みのタイプが違ってるからこそ、うまくマッチングされていくのだ。その相手が見つかり、相手も自分のことを気に入ってくれればの話だけども。 まずは外見から入っていくかもしれないが、内面も大事だ。外見には目をつぶれるほどの「惚れポイント」がある。優しさ、寛容さ、面白さ、そして知性もそうだ。 最新の心理学の研究によると、「高い知性」にどうしようもなく惹かれる人がいるそうだ。結婚する相手に「知性」を求める人は多いが、特に高い知性を求める人の中には、そこに「強い性的な魅力」を感じているという。 ただしその知性は極端に高すぎてもだめだ。IQ120がピークなのだという。 この性的趣向を「サピオセクシャル」という。
感覚を作るクロスモーダル、情動・感情を作る身体化情動、さらには培った技術の粋を凝らした実践の場としてのデジタルミュージアム、そして、未来を見せるライフログ。鳴海さんの仕事は、多岐に渡っている。 それらは、結局、「行動を変える」ことになんらかの形でつながっていることに、ぼくは気づいた。本人がどう思うか分からないが、ぼくにはそう見える。 そんなことを意識しつつ聞いてみた。 ここまでものすごくいろいろやって成果も出してきたわけですけど、鳴海さんはこれからの10年、どんな研究にチャレンジしたいですか、と。 鳴海さんは、「そうですねぇ」と一拍を置いてからこんなふうに語り始めた。 「人の心自身を変えてしまうような、それによって行動まで変わってしまうような研究ですかね」 またもぞくっとする発言! 感覚や感情のレベルではなく、心が変わる、と鳴海さんは言った。 さらに、行動も変わる、と。 ぼくの見立ては半分
なぜ「いじめ自殺」が後を絶たないのか? 「教育」なら何でも許されていいのか? 大反響となった「いじめ自殺を隠蔽するとき、教育者が必ず口にする『異常な論理』」につづき、茨城県取手市・中3女子自殺事件の核心に迫る。 「いじめ殺す」とは何か? 茨城県取手市・中3女子自殺事件のように、子どもが自殺に追い込まれ、いじめ殺されてしまうのは、逃げられず対人距離を調節できない閉鎖環境の効果が大きく関与している。 このような有害作用から子どもたちを守るために、閉鎖空間に閉じこめ強制的にベタベタさせる現行学校制度を見直すことを、公論の主題にしならなければならないのではないか。 ここでは、中島菜保子さんが学校のグループ(教員が含まれる可能性もある)によっていじめ殺された経緯から、閉ざされた集団生活のなかで、加害者がどこまでも加害を続け、被害者が内側から破壊されるしくみを考える。そして、国や自治体の「閉鎖空間設定
ヴァル研究所が「電車やバスでの飲食に関する意識調査」の結果を発表。車内での飲食について「問題がある」と答えた人の割合が、若年層ほど低い傾向でした。 74.5%が「時と場合による」 乗り換え案内の「駅すぱあと」などを提供するヴァル研究所は2017年11月14日(火)、「電車やバスでの飲食に関する意識調査」の結果を発表しました。 「電車・バス車内での飲食は問題があると思いますか」という質問に「問題あると思う」と答えた人は、10代の0.0%に対し、70代以上は35.6%に。高齢層になるほど多くなる結果となりました。 質問「電車・バス車内での飲食は問題があると思いますか」に対する年代別の回答結果(画像:ヴァル研究所)。 全体では「時と場合による」がもっとも多く74.5%で、以下、「問題あると思う」が18.3%、「問題ないと思う」が5.2%、「どちらともいえない」が2.0%でした。
こんにちは、らくからちゃです 『誰か間違えて100万円くらい振り込んでくれてねえかなー』と思いながら預金口座を眺めていますが、一向にその気配はありません。がっかりです。 日々、減ったり減ったりしていく銀行残高を眺めていると、みんなだいたいどれくらい持ってんのよこれ、と思いまして、色々と調べてみましたのでまとめておきます。 平均的な貯蓄高について まずはざっくり、世帯別の貯蓄高についてみておきましょう。 (出典:家計調査報告(貯蓄・負債編)平成28(2016)) 同調査結果上の貯蓄高には、株や生命保険の残高なども含まれます。貯蓄高を平均計算をすると、超富裕層が計算結果を引き上げてしまうため、中央値などを用いたほうが、『普通の結果』になりやすい傾向にあります。 また家計に関する調査は、個人単位で行うものと世帯単位で行うものがあります、今回のデータについては、世帯単位のデータであり、夫婦共働きで
社会学の中でも質的調査と量的調査の間には壁がある!? 生活史を中心とした質的調査を行っている岸政彦氏と、計量を使った量的調査が専門の筒井淳也氏が「ずっと前から内心思っていたこと」をぶつけ合う。遠慮なしのクロスオーバートーク。(構成/山本菜々子) 筒井 ぼくと岸さんはなかなか、普段は会う機会が少なくて、こうして二人で話をするのははじめてですね。たぶんパーソナリティも違うし。 岸 同じ社会学の中でも、ぼくは生活史を中心とした質的調査、筒井さんは計量を使った量的調査をしています。 普段はあまり交流のない二つの分野ですが、今日は、お互いに思っていることを遠慮なく話し合ってみたいと思います。社会調査は質的調査と量的調査に分かれていると、筒井さんは感じていますか。 筒井 分かれているんじゃないでしょうか。「あなたは質的の人? 量的の人?」という聞き方をしますよね。もちろん、共通点はありますが、質的と量
三角フラスコを持つ科学者。チリ・サンティアゴの研究所で(2015年11月4日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARTIN BERNETTI 【5月23日 AFP】人は魅力的な容姿の科学者の研究に対してより強い関心を示すが、その能力についてはより平均的な容姿の科学者よりも劣っているとみる傾向があることを示唆する研究論文が22日、発表された。 【編集部おすすめ】イケメンでなくても「クリエーティブ」ならモテる、英研究 米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された論文は、専門家による講義の動画をインターネットで配信するTED talksなど、インターネットを通じた関わりが増す現代において、とりわけ科学の分野では、人が他人を見た目で判断しやすいという実態が浮き彫りになったとしている。 英ケンブリッジ大学(
米国ではトイレの使用をめぐる論争が起き、トランスジェンダーの権利が大きな政治問題となっている。その一方、ジェンダー・アイデンティティ(性自認)をめぐる基本的な議論をしている国もある。 書類に記入するだけで法律上の性を変更できる国は、少数だが急増しており、2016年にはノルウェーがその仲間入りをした。英国議会の委員会も、後に続くよう政府に求めた。インドの議員たちは、最高裁判所命令を受けて、トランスジェンダーに対する差別を禁止し、差別是正措置をとる法案について慎重に検討している。 また、精神疾患のリストからトランスジェンダーを外そうとする世界保健機関(WHO)の国際的な取り組みは前進しており、リストが次に更新される2018年までには実現する構えを見せている。 トランスジェンダーの権利に関する国際世論をつかむため、BuzzFeed Newsと市場調査会社イプソスは、カリフォルニア大学ロサンゼルス
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