「試合に間に合わない夢は今でも頻繁に見るわ」 谷保さんは90年に入社し、91年から場内アナウンスを担当。93年までは場内アナウンス担当は2人いたが、それ以降は1人で担うようになった。スタンドから試合を見守るファンのために絶対、自分が放送室からマイクの前で声を出し、アナウンスをしないといけない。使命とプライドを胸に職務を続けてきた。その重圧は本人しかわからない。ただ、よく夢を見ると教えてくれた。 「試合に間に合わない夢は今でも頻繁に見るわ。変な夢ばかり。家でくつろぎながらテレビを見ていたら、ヤバい! 今日は試合だったと慌てる夢とか。本当に色々と」と話す。遅刻する夢の他にもう一つよく見るのは声が出なかったり、読み方が分からなかったりする夢らしい。 「スタメンを読もうとしたら、すごい難しい漢字が書かれていて慌てる夢とか外国語で書かれていて、なんて読むのか分からない夢。もちろん、声が出なくてどうし