本会議決議一覧に戻る 国務大臣仙谷由人君問責決議 平成22年11月26日 参議院本会議 本院は、国務大臣仙谷由人君を問責する。 右決議する。 理由 菅内閣発足以来、国難ともいうべき事態が続いており、内閣の要であり、実質的に内閣を取り仕切っているといわれる仙谷大臣の官房長官としての責任は極めて重大である。菅内閣では、仙谷官房長官が実質的に重要事項の決定を主導しており、最近では法務大臣、拉致問題担当も兼務することになったが、仙谷官房長官が内閣の中枢に居座ったままでは、現状の打開は望むべくもない。 以下、仙谷官房長官を問責する理由を、列挙する。 第一に、「尖閣諸島沖中国漁船衝突事件」における極めて不適切な対応である。 公務執行妨害で逮捕された中国人船長の釈放は、那覇地検が「我が国国民への影響や今後の日中関係を考慮」して判断したとしているが、このような重大な外交上の判断が一地方検察庁でなされたと信