久保にとっての独立リーグという場所 メキシコでのシーズンを過ごした後、久保康友の名は野球界から消えてしまった。そして今年、突如として、関西独立リーグ・兵庫ブレイバーズのメンバーとして名を連ねた。 周囲からは突然と映る「現役復帰」だが、久保にとっては「世界漫遊」の続きでしかない。 「2020年もメキシコでプレーするつもりだったんですけど、コロナでメキシカンリーグが中止になったんですよ。それで、そろそろ落ち着いてきたから、ちょっとやろうかと思ったんですが、2年半なにもやってなかったんで。まずは独立リーグでと思って」 兵庫球団には自らオファーをかけたと言う。球団側は、NPB97勝の大物の申し入れに戸惑いつつも喜んでこれを受け入れた。 とは言っても、「引退後、人生を楽しむためだけにプロ生活を送ってきた」と言う久保は、日々の生活の基本は家族優先で、「ひまだったら」独立リーグに参加している。 「普段は