1961年にハマーショルド国連事務総長(当時)が死亡した飛行機事故を調査していた欧州などの法律専門家による委員会は9日、飛行機が撃墜された可能性を真剣にとらえる必要があるとして、国連に調査再開を求める報告書を発表した。 ハマーショルド氏は61年9月に搭乗機が北ローデシア(現ザンビア)で墜落し死亡。パイロットの操縦ミスが原因とする調査報告がある一方、62年に発表された国連調査は外部からの攻撃の可能性を排除しなかった。国連総会は新たな証拠が見つかった場合、報告するよう事務総長に求める決議を採択している。(共同)